30年産うめの収穫量29%増 農水統計2018年11月27日
農林水産省は11月20日、平成30年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量と出荷量をまとめた。
【びわ】
結果樹面積は1170haで、高齢化による労力不足に伴う廃園があったことなどにより、前年産に比べ70ha(6%)減少した。
10a当たり収量は238kgで、1月から2月の低温の影響で着果数が少なくなったことと、3月から4月の少雨の影響で肥大が抑制されたことにより、前年産に比べ55kg(19%)下回った。
収穫量は2790t、出荷量は2300tで、前年産に比べそれぞれ840t(23%)、650t(22%)減少した。
都道府県別の収穫量割合は、長崎県が31%、千葉県が16%、鹿児島県が9%、香川県が8%となっており、この4県で全国の約6割を占めている。
【おうとう】
結果樹面積は4350haで、前年産並みとなった。
10a当たり収量は416kgで、前年産に比べ22kg(5%)下回った。
収穫量は1万8100t、出荷量は1万6200tで、前年産に比べそれぞれ1000t(5%)、1000t(6%)減少した。
都道府県別の収穫量割合は、山形県が全国の約8割を占めている。
【うめ】
結果樹面積は1万4800haで、前年産に比べ300ha(2%)減少した。
10a当たり収量は759kgで、開花期の天候に恵まれ着果数が増加したことなどによって、前年産に比べ184kg(32%)上回った。
収穫量は11万2400t、出荷量は9万9200tで、前年産に比べそれぞれ2万5600t(29%)、2万3600t(31%)増加した。
都道府県別の収穫量割合は、和歌山県が全国の約7割を占めている。
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