豪雪が生み出す野菜の新ブランド「信州 信濃町 雪まち野菜」誕生 長野県信濃町2022年1月4日
長野県信濃町は豪雪地帯の特色を活かした新ブランド『信州 信濃町 雪まち野菜』を立ち上げた。信濃町の雪の味力が育んだ「雪まち野菜」は 道の駅しなの内にある地場産品直売所「いっさっさ」で販売される。
信州 信濃町 雪まち野菜
豪雪地帯にある信濃町は、冬の農作物の栽培ができず、農家の収入確保は長年の課題となっていたことから、町内の農家と連携し雪を活用した新たなブランド『雪まち野菜』を立ち上げた。
ネーミングは、「野菜」だけでなく、「信濃町の雪の魅力」を一緒に伝えるため、町全体が野菜を育む舞台である信濃町を「雪の町」として「雪を待つ」という思いも込め、『雪まち野菜』と名付けられた。雪によって美味しくなった野菜と、信濃町の雪のある生活を「味力」と表現。 雪の中でじっくりと貯蔵された野菜と、昔から続く長い年月で培われた技術や知恵を「じっくりと」という言葉で表した。 同町は「これから新しいブランドとして、じっくり育てていくという願いも込めた」という。
「雪まち野菜」は、 雪中にんじん、雪中きゃべつ、寒じめほうれん草、雪室やさいなど。秋に収穫せず、1月中旬~3月下旬頃にかけて収穫する「雪中にんじん 」は、雪のなかでじっくり寝かせたニンジン。甘みが増し、ニンジン特有のクセや匂いが減り、食べやすくなるため、フルーツのような甘さと言う人もいるほどだ。また、「雪中きゃべつ」は、深い雪のなかで甘さを蓄えたキャベツ。傷つけないように手作業で少しずつ掘り出され、えぐみや雑味が消え、フレッシュな味わいになるのが特徴。また、「寒じめほうれん草」は、雪のなかのビニールハウスで、ある程度まで育てられ、収穫前の一定期間、冬の寒気にさらす。寒さに負けまいと水分を減らし糖分を蓄え、肉厚に育つほうれん草になる。さらに、収穫した野菜を雪の中で保存した「雪室やさい 」は、雪の中と同じように温度・湿度が一定に保たれることで、甘みが増し、保存ができる野菜。いずれも地域の知恵が詰まった豪雪地帯ならではの魅力ある野菜を提供する。
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