希少な強力系もち小麦"モチハルカ"使用 業務用小麦粉「HARUKA」新発売 熊本製粉2022年7月6日
熊本製粉は創業75周年を記念して、九州産もち性小麦品種"モチハルカ"を使った新商品シリーズ「HARUKA」を9月から数量限定で販売する。
九州産もち性小麦品種「モチハルカ」の栽培風景
「国産原料」が注目を集める中、同社は九州に適した新しい小麦への挑戦を目標に掲げ、長年もち性小麦を取り扱ってきた農研機構との共同研究を2019年に開始。九州での試験栽培や品質評価を経て、75周年を迎える今年、もち性小麦の新品種"モチハルカ"の品種出願公表と商品化が実現した。
国産のもち性小麦はこれまでも各地で育成の記録はあるが、中でも"モチハルカ"は珍しい強力系品種。食パン、ハード系パン、つけ麺や餃子などさまざまなアイテムで使え、10%程度の配合から特長が出始める。パンに使うと、もちもち食感とくちどけの良さが引き立ち、通常は固くなる耳まで、ふんわりとしたやわらかさが感じられる。また、リュスティックやピザに使うと香ばしい風味が楽しめる。
モチハルカを使ったパン
HARUKAシリーズは原料としてモチハルカを100%使用。用途にあわせてロール挽き・石臼挽など最適な製粉方法を選び、もち性品種だからこその食感や特長を伝える。シリーズ第一弾商品は、同社が誇る石臼技術を駆使した「石臼挽もち小麦粉 紅(べに)」。また、8月23日に、同商品の具体的な使用方法と魅力を伝えるオンライン製パン講習会の開催を予定している。
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