雹害を受けた地元ブランド桃を使用 群馬ファーマーズプリン「剣崎桃」新発売2022年7月27日
プリンとアップルパイの専門店、セレンディップ(群馬県高崎市)は7月29日、高崎市産のブランド桃「剣崎桃」を使った群馬ファーマーズプリン「剣崎桃」を発売。雹(ひょう)の被害を受けた桃を有効活用し、スイーツとして販売する。
群馬ファーマーズプリン「剣崎桃」
「剣崎桃」は、高崎市が誇るブランド桃。その歴史は古く、1400年前と推定される観音塚古墳の石室から、副葬品などと一緒に「桃の種」が出土されている。高崎市街地から西に車で15分ほどにある八幡地区で栽培されている。
7月中旬から8月にかけて旬の時期を迎えるが、6月2日に降った雹により、桃の皮部分に穴があいたり、葉や枝が傷ついてしまうなど、出荷間近だったこともあり、被害は甚大で、8割ほどが被害にあった生産者もいる。また、通常出荷ができないもB品が大量に発生し、売れ残ると廃棄されることになる。
こうした状況の中、同社は、JAたかさきから「通常出荷できない桃を有効活用し、スイーツとして販売できないか」と相談を受けたことをきっかけに、洋菓子店として少しでも役に立とうと、「剣崎桃」を使ったプリンを作った。
「剣崎桃」農家の角田さん(左)と被害を視察したセレンディップの北村シェフ・雹被害を受けた剣崎桃
「群馬ファーマーズプリン」は、群馬県の最高級の素材をシンプルに活かすプリンで、低温調理により様々な料理を作ってきたシェフの技術が合わさり、完成した素材の旨みを感じる濃厚なめらかなプリンとなっている。「剣崎桃」を使った今回の群馬ファーマーズプリンは、セレンディップ本店と、JR高崎駅にあるセレンディップ イーサイト高崎店で販売。テイクアウトは550円、手土産セット (4個入り)2500円、同6個入りは3700円。いずれも税込。
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