「有機キクラゲチップス」開発「第1回サステナブルフードEXPO」に出展 ハルカ社2022年7月27日
有機JAS菌床キノコメーカーのハルカインターナショナルは、7月27日~29日に東京ビッグサイトで開かれる「第1回サステナブルフードEXPO」に出展。有機JAS菌床キクラゲを原料とした「有機キクラゲチップス」など新たに開発した商材を紹介する。
栄養価抜群の有機JASキクラゲを使ったキクラゲチップスなど
ハルカ社はシイタケ、キクラゲ、エリンギなど8種類の栽培キノコで有機JAS認証を取得しており、このうち、キクラゲは国内トップメーカーとして、国産野菜を具材に活用する大手外食などに供給している。同社のキクラゲは、次世代モデルの自然開放型栽培や生産管理によって、コロナ禍以降、注目が集まっているビタミンDが、通常の栽培キクラゲに比べて4倍以上含有していることが成分分析で明らかになっている。
新たに開発した有機JASキクラゲを原料にした「キクラゲチップス」は、サクサクとした歯応えがありポテトチップス感覚で、スナック菓子としても楽しめる。キクラゲの素材だけでも風味があるが、無味無臭の特色を生かして、塩味や甘辛味、バター風味、カレー風味など様々な味付けが可能。製造工程によっては有機JAS加工食品の認証も得られる。現在、試行品の段階で、展示商談会などを通じて、販売ロットなどが確定次第、関連業者に製造を委託する。
キクラゲの加工品は、このほかに「有機キクラゲ佃煮」「有機キクラゲジェル」を開発。特に有機キクラゲ佃煮はビタミンDの含有が豊富で、わずか100gの少量パッケージでも、10日分のビタミンDが摂取できる機能性(同社調べ)がある。また、有機キクラゲジェルは流動タイプで、様々な料理や飲料と合わせとして活用でき、嚥下しづらい高齢者や乳幼児にもおすすめの食材。佃煮やジェル商品は8月中旬から、ハルカ社の通販サイト「きのこな時間」で順次販売する。
キヌガサタケの幼菌から発生する様子
一方、同社は今夏で5年目となるキノコの女王、キヌガサタケの人工栽培に成功し、現在、子実体を包含した幼菌が生長中で、8月には大量発生する状況。子実体の発生が見込まれるタマゴ形状の幼菌を4個入り1セット5000円(税、送料込)で、8月1日からハルカ社通販サイト「きのこな時間」で販売する。
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