「第1回 全国りんご選手権」開催 最高金賞は山形県「こうとく」 日本野菜ソムリエ協会2022年12月1日
日本野菜ソムリエ協会は11月29日、農産物の価値向上をめざす青果物の品評会「第1回 全国りんご選手権」を開催。山形県の白田農園が生産する「こうとく」が最高金賞に選ばれた。
日本野菜ソムリエ協会は、価値ある青果物や加工品を評価・認証し、広く世の中に発信することで生産者を応援し、日本の農業の活性化につなげるため、毎月1回「野菜ソムリエサミット」を開催。野菜ソムリエによる野菜・果物とその加工品の品評会を実施している。「第1回全国りんご選手権」は、全国各地の産地からエントリーされたりんごを、評価員の野菜ソムリエが商品名や産地、生産者情報などをすべて伏せて食味。その美味しさを相対評価で審査し、評価員全員の合計点数によって各賞を決めた。
最高金賞を受賞した白田農園の「こうとく」は、同農園で配合、発酵させたボカシのみを肥料として用い、40年間化学肥料は撒かずに栽培を続けてきた。剪定はなるべく枝を残して、葉っぱの力で着色させているという。評価員からは「見た目から甘味が強そうなイメージ。一般のりんごの甘さよりもワンランク濃厚なハチミツのような甘さ」「蜜がたっぷり入っていてシャキシャキの食感、甘味、酸味のバランスも良くとても美味しかった」と評された。
最高金賞の「こうとく」
◎「第1回全国りんご選手権」受賞一覧
<最高金賞>
こうとく/白田農園(山形県)
<金賞>
養田さんのチャンピオンりんご「ぐんま名月」/ファーム大澤屋(長野県)
<銀賞>
完熟蜜入りふじりんご/船中農園(山形県)
養田さんのチャンピオンりんご「サンふじ」/ファーム大澤屋(長野県)
<銅賞>
ぐんま名月/山とりんご(長野県)
十和田上明戸林檎/十代目上明戸農園 (青森県)
ふじ/白田農園(山形県)
葉取らずさんふじ/須藤アップルファーム(青森県)
はるか/fumi farm(山形県)
<入賞>
養田さんのチャンピオンりんご「シナノスイート」/ファーム大澤屋(長野県)
サンふじ/JAいわて中央りんご部会都南支部青年部(岩手県)
シナノゴールド/カネ十農園(長野県)
養田さんのチャンピオンりんご「シナノドルチェ」/ファーム大澤屋(長野県)
最新の記事
-
シンとんぼ(47)食の安全とは(5)科学的に毒性とは2023年6月10日
-
トマト病害虫雑草防除のネタ帳 施用法③【防除学習帖】第203回2023年6月10日
-
有機農業とは84 有機質資材を活用した施肥(22)【今さら聞けない営農情報】第203回2023年6月10日
-
【やさしい経済の話】日銀新総裁と経済のゆくえ(上) 浅野純次・元東洋経済新報社社長2023年6月10日
-
【やさしい経済の話】日銀新総裁と経済のゆくえ(下) 浅野純次・元東洋経済新報社社長2023年6月10日
-
「ホタルの夕べ」に魅了【消費者の目・花ちゃん】2023年6月10日
-
主食用の作付け意向 前年より「減少傾向」17県 1月末から5県増2023年6月9日
-
食品ロス量は6年ぶり増で523万トン 国民1人1日茶碗一杯のご飯に相当 コロナ禍で需要予測のブレ影響か2023年6月9日
-
「適正価格の仕組み創設への法制化明記 大変評価」 JA全中・中家会長が「新たな展開方向」めぐり2023年6月9日
-
【注意報】オクラにフタテンミドリヒメヨコバイ 石垣島で確認 沖縄県2023年6月9日
-
【人事異動】農水省(6月12日付)2023年6月9日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】肉牛・養豚を救うはずの「マルキン」がなんと機能していなかった2023年6月9日
-
(335)「カーボン・ニュートラル」・弁護士・バイオエタノール【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2023年6月9日
-
『いのちを生きる』 小林芳正さんの写真集が完成 有機農業を愛した軌跡がよみがえる2023年6月9日
-
安定した給付財源を確保 JA全国共済会2023年6月9日
-
【JA人事】JAとなみ野(富山県)新会長に佐野氏、新組合長に土田氏(5月27日)2023年6月9日
-
【JA人事】JA水郷つくば(茨城県)池田正組合長を再任(4月22日)2023年6月9日
-
【JA人事】JA茨城みなみ(茨城県)齊藤繁組合長を再任(4月22日)2023年6月9日
-
1次産業の輸出額5兆円へ「輸出・国際局」が専門人材を募集 農水省2023年6月9日
-
「島根県産アムスメロンフェア」直営飲食5店舗で9日から開催 JA全農2023年6月9日