「野菜ソムリエサミット」12月度青果部門 金賞4品など発表 日本野菜ソムリエ協会2022年12月19日
日本野菜ソムリエ協会は12月14日、農産物のさらなる価値向上と農業の活性化をめざし、毎月開催している野菜・果物、農産加工品の品評会「野菜ソムリエサミット」の12月度分を実施。青果部門の金賞4品と銀賞6を発表した。
青果部門の金賞は、「潮風農法べにはるか」(つよしファーム/新潟県新潟市)、「柏崎産甘うま野菜さつまいも(シルクスイート)」(アグリーホンマ/新潟県柏崎市)、「柏崎産甘うま野菜さつまいも(紅はるか)」(アグリーホンマ/新潟県柏崎市)、「シュガーフラワー」(ターザンマルシェ/三重県多気郡多気町)の4商品。受賞商品は次の通り。
◎受賞商品
【青果部門】
《金賞》潮風農法べにはるか
出品者:つよしファーム
提供方法:焼く
【評価員コメント】
・レモン煮のようなさわやかな酸味も感じ、上質なサツマイモだと感じた。
・甘味は強く感じるが、後味がすっきりと上品。
・重厚感のある甘味と余韻の長さは満足感が高く、強い印象を残す。
《金賞》柏崎産甘うま野菜さつまいも(シルクスイート)
出品者:アグリーホンマ
提供方法:焼く
【評価員コメント】
・ねっとりしすぎず、歯ごたえも残るので、焼き芋以外の料理にも活躍しそう。
・カカオが少し混じったような甘やかな味。
・甘さ控えめだが、飽きのこないサツマイモらしい味。
《金賞》柏崎産甘うま野菜さつまいも(紅はるか)
出品者:アグリーホンマ
提供方法:焼く
【評価員コメント】
・甘味がとても強いがうま味も充分あるので、野菜としても使いやすい。
・ねっとり、しっとりまるで一度濾したかのようななめらかさ。
・日差しに透けるような黄金色が美しい。
《金賞》シュガーフラワー
出品者:ターザンマルシェ
提供方法:茹でる
【評価員コメント】
・塩味が食べ飽きない良い要素になっている。
・茎のポリポリした食感と花蕾のザクザクした食感、両方楽しい。
・甘い香りが、カリフラワーとは違う華やかさも感じる。
《銀賞》奈良ファームのこだわりきゅうり
出品者:奈良農園
提供方法:生食
【評価員コメント】
・皮は厚めでパリッとしているが、中は柔らかく食べやすい。
・キュウリ本来の苦みがしっかり残っていてとてもチカラ強い味。
・実が柔らかめで、ぬか漬けや浅漬けに合うように思う。
《銀賞》みるいキュウリ
出品者:みやもと農園
提供方法:生食
【評価員コメント】
・キュウリの苦みが苦手な方に受け入れられそう。
・パリッとした中に、ソフトな食感もあり、複雑。
・生食はもちろんしっかりした味なので、加熱して味付けするなど調味料にも負けない。
《銀賞》わにつかトマト
出品者:かわむら農園
提供方法:生食
【評価員コメント】
・酸味が先にきた後すぐに甘味がくるので、飽きずに余韻も長く楽しめる。
・うま味、さっぱり感を強く感じる。塩味もありバランスが良い。
・しっかりした食べごたえ、肉質はジューシーで程よい固さ。皮も気にならない。
《銀賞》柏崎産甘うま野菜ブロッコリー
出品者:アグリーホンマ
提供方法:茹でる
【評価員コメント】
・塩味と甘味のバランスが良く、コクが強い。
・茎の部分の甘味、うま味が特にすばらしい。
・茎はしっかりパリッと、つぼみはフワッとしっとりでバランスが良い。
《銀賞》深谷蜜ねぎ
出品者:葱やけんもち
提供方法:生食、焼く
【評価員コメント】
・噛んでいるとじんわり辛みが出てくるが、それが口に残らずにひいていくのが良い。
・加熱すると甘味、辛み、酸味のバランスが良い。
・加熱することで、凝縮したうま味を感じる。是非、鍋料理や炒め物に使いたい。
《銀賞》伯州美人
出品者:JAとっとり西部
提供方法:生食、焼く
【評価員コメント】
・生食は噛むほどに辛みが増す。焼くと洋梨のようなフルーティーさを感じる。
・焼くと甘いだけでなく、辛みもしっかり残り力強い味わい。
・焼くと、トロッとしているがシャキシャキ感も残り良い。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(142)-改正食料・農業・農村基本法(28)-2025年5月17日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(59)【防除学習帖】第298回2025年5月17日
-
農薬の正しい使い方(32)【今さら聞けない営農情報】第298回2025年5月17日
-
ローマのストリートフード・フェス【イタリア通信】2025年5月17日
-
【注意報】オオタバコガ府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年5月16日
-
【令和6年度JA共済大賞 3JAの取り組み】組合員・地域住民の「日常に安心」を JA兵庫六甲2025年5月16日
-
【令和6年度JA共済大賞 3JAの取り組み】アグリスウェイの浸透と定着求め JAあいち知多2025年5月16日
-
【令和6年度JA共済大賞 3JAの取り組み】対話で最適な安心提案 JAふくしま未来2025年5月16日
-
農業予算の増額 日米協議「毅然と対応を」 農相に要請 JAグループトップ2025年5月16日
-
備蓄米 全農8万2300t出荷済 前週比1万9000t増 1日4000t配送も2025年5月16日
-
次の世代に繋げられる農業界を創造する JA全青協新執行部が会見2025年5月16日
-
有機酒類や有機畜産物が輸出可能に EUとの有機同等性の範囲が拡大 農水省2025年5月16日
-
(435)くれぐれもご注意を【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月16日
-
「大阪産(もん)マルシェ Link to EXPO 2025」で環境にやさしい体験 大阪府、JA全農大阪2025年5月16日
-
データを端末に残しながら無意味化 全農が「ZENMU Virtual Drive」導入 ゼンムテック2025年5月16日
-
雹被害の梅農家を応援「和歌山の青梅 食べて応援企画」実施 JAタウン2025年5月16日
-
6月7、8日に「食育推進全国大会㏌TOKUSHIMA」開催 徳島県2025年5月16日
-
「カーボンニュートラル・ふくしまいわき森守プロジェクト」で連携協定締結 農林中金2025年5月16日
-
ホームページリニューアル クロップライフジャパン2025年5月16日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第109回2025年5月16日