食べられるバラ農家「ローズバスソルト」でロスフラワーをゼロに ROSE LABO2023年1月6日
農薬を使わない食用バラの栽培とバラの加工食品と化粧品を展開するROSE LABO(埼玉県深谷市)は1月5日、規格外になったバラを活用して2021年11月に発売した「ローズバスソルト」が終売し、ロスフラワーが完全に無くなったことを発表。SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に積極的に取り組んだ結果、持続可能な消費と商品開発のパターンの確保につながった。
同社は、約7年前から規格外のバラを活用した商品開発に取り組んできた。中でも乾燥をさせた規格外のバラの花びらをソルトとブレンドした「ローズバスソルト」は、人気商品となり終売し、バラのロスもなくなった。
同社は2019年、生産物の廃棄数をゼロにする取り組み「Zero waste(ゼロウェイスト)」を開始。飲食店に販売できなかった規格外の食べられるバラを活用し、加工食品や化粧品を開発することで廃棄を出さないフローを確立し、SDGsの指標のひとつ「12.つくる責任 つかう責任」につなげている。
規格外のバラを活用した「ローズバスソルト」
同社は生産者としてまず生産管理を見直し、製品の小ロット生産に加え、収穫した食用バラも廃棄がないように管理。食用バラをA品とB品に選別し、見た目の美しいA品は飲食店への卸しに、B品は乾燥や真空冷凍し自社の化粧品原料などに加工している。 今後は、食用バラを廃棄せず有効に活用していくことを筆頭に、持続可能な開発目標「SDGs」の17個のゴールに向けて、農業界のロールモデルとなるような生産管理をめざす。
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