熊本県多良木町の放置竹林を国産メンマに「多良木メンマ」新発売 悠久農園2023年4月7日
熊本県球磨郡多良木町を拠点に、地域の未利用資源を活用した事業を展開する悠久農園は4月8日、人吉球磨地域の未利用資源を活用した国産メンマ「多良木メンマ 梅味」と「多良木メンマ 柚子味噌味」を新発売。米どころである多良木町の特色を活かし、米と楽しめる「おにぎりに合うメンマ」をテーマに商品を開発した。
熊本県の南部に位置する多良木町は、総面積165.86㎢のうち約80%が森林だが、林業の担い手の減少や高齢化により、適正な管理が行われない森林が増えている。
森林が抱える問題の一つが、放置されて荒廃が進んだ「放置竹林問題」。竹は成長のスピードが早く、森に入る日光を遮って木々の成長を止め、根が浅いため地滑りの原因にもなる。悠久農園では、竹を「地域の未利用資源」として着目し、地域の特産品創出と課題解決の両立を目指し、放置竹林をメンマにする活動を始めた。
日本では主にラーメンの具として親しまれているメンマだが、ほとんどは台湾や中国からの輸入品。同社は、放置竹林の課題解決には、国産メンマづくりの取り組みを発信するとともに継続した一定の消費が必要であると考え、毎日の食事で楽しめるよう、米どころである多良木町の特色を活かした「おにぎりに合うメンマ」をテーマに商品を開発した。同商品は、2020年から宮崎県延岡市で放置竹林をメンマにする活動を行うLOCAL BAMBOOが監修した。
「多良木メンマ」は、「ごはんをおいしくする。森を美しくする。」をコンセプトに、原材料のほぼ全てを地域産にこだわった。日本人が食べやすい味わいで、多良木町の孟宗竹と人吉球磨地域の食材を使った「梅味」「柚子味噌味」の2種類を発売する。いずれも100gで980円(税込)。悠久農園オンラインストアなどで販売。
多良木メンマ 梅味
多良木メンマ 柚子味噌味
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日