初夏の風物詩 GI認定ブランドスイカ「大栄西瓜」販売開始 鳥取県2023年5月29日
鳥取県は、大山(だいせん)の裾野に広がる黒土を中心に栽培される、甘くてジューシーな初夏の味覚で県特産品のすいか「大栄西瓜」の出荷を5月26日に開始。今年は3月~5月にかけて日照時間が長かったため、例年以上の甘いスイカになっている。
生産量が全国第5位(令和3年産野菜生産出荷統計)を誇る鳥取県のスイカ。日照時間が長く朝と夜の気温差が大きい春に交配し実を太らせることで糖をたくさん蓄えたおいしいスイカが、6月から7月にかけて全国へ出荷される。
「大栄西瓜」は、鳥取県内でも有数のスイカの産地北栄町(旧大栄町)で栽培される大玉スイカ。農林水産省による地理的表示保護制度(GI認定)に登録されており、北栄町で栽培された形状、品質にばらつきの少ない安定した品質のスイカとして評価されている。北栄町のスイカは鳥取県で最も生産量が多く、県内の人気も高いブランドスイカで、100年以上前から栽培されている。
鳥取県は4月~6月にかけてのスイカの生育期間には日照時間がとても長く、大山のふもとの豊かな土壌で育つ「大栄西瓜」は鳥取県特有の自然が育む賜物といえる。
「スイカ」の栄養は、ほとんどが水分と思われがちだが、昔から漢方としても利用されており、果汁には利尿作用があるカリウムなどミネラルも豊富。暑い夏には体の熱を下げ尿と一緒に余分な塩分を排泄するため、むくみ改善に良いと言われる。また、糖分と水分をバランスよくとれるため熱中症対策にもおすすめ。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日