産学連携「みんなのサツマイモを守るプロジェクト」に「くしまアオイファーム」加入2023年12月1日
農園芸のイノベーションカンパニー・welzo(福岡県博多区)が主導し、九州大学や薩摩酒造、小鹿農業生産組合などと立ち上げた産学連携コンソーシアム「みんなのサツマイモを守るプロジェクト」(SSP)に、くしまアオイファーム(宮崎県串間市)が新たに加盟した。
くしまアオイファームの奈良迫社長(右)とwelzoの後藤取締役
くしまアオイファーム は、「強い農業はこえていく」を理念に、サツマイモの生産から流通、販路に至るまでの全プロセスを手掛けるさつまいも総合企業。
安全性、おいしさと安定した高収益を実現することを目指している。創業者の池田誠CEOは農協への出荷を止めて海外販路を開拓するほか、社内では社長選挙を行うなど革新的な取り組みで業界をリードしている。
くしまアオイファームの奈良迫洋社長は「サツマイモ農業を守り強くするために私たちにできることがあれば、なんでもやっていきたい。サツマイモ業界に必要なのは、"競争"ではなく"共創"。青果用も焼酎原料用も関係なく、お互いに力を合わせて、農業の未来のために何ができるのかを追求していきたい」とコメント。
また、welzoの後藤基文取締役は「"世界一のさつまいも総合企業"を目指すくしまアオイファームの参画により、サツマイモ経済圏への幅広い貢献が期待される。
特にサツマイモ基腐病に対する効果的な品種変更や宮崎大学、石川県立大学、理化学研究所との共同研究などその経験と知見は、基腐病による大打撃を受けたサツマイモ経済圏並びに、特に大きな被害を受けた焼酎業界において、年間約3,500万本、約300億円の市場を取り戻す助けとなる」と話している。
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