放置竹林を美味しく食べて解決「熟成筍」新発売 LOCAL BAMBOO2023年12月21日
LOCAL BAMBOO(宮崎県延岡市)は、放置竹林を美味しく食べて解決する「熟成筍」を新発売。放置竹林や竹害の課題解決のため、飲食店事業者向け商品として販売する。
日本は、国土の3分の2を森林が占める豊かな森林資源を有する森林大国だが、一方で、誰にも整備されない放置竹林が問題になっている。森林所有者の高齢化や林業の担い手不足によって手入れが行き届かなくなった竹林は、二酸化炭素吸収などの公益的機能や生物多様性の低下し、地すべり、イノシシなど害獣への餌場、隠れ場所を生み出すなど、さまざまな問題を引き起こしている。
LOCAL BAMBOOは、こうした放置竹林や竹害を解決するため、放置竹林をメンマにして「森を育てる」をコンセプトにした「延岡メンマ」をはじめ、自治体や事業者と連携して竹を使ったプロダクトを生産・販売。この活動の一環として、新たに「熟成筍」を開発した。
開発にあたり、同社は国産の孟宗竹を使った「熟成筍」と中国産の麻竹を使用したメンマを対象に、グルタミン酸(旨味)、総有機酸(コク)、糖度(甘味)、硬度(かたさ)の項目における成分分析を実施。その結果、孟宗竹が原料の「熟成筍」は、麻竹を原料とする中国産メンマと比べ、旨味(グルタミン酸)は約7.0倍、コク(総有機酸)は約9.6倍あることが分かった。
「熟成筍」は、調理方法や味付けによって、さまざまな味わいが楽しめる筍で、さまざまなメニューに対応できるよう、「ダイスカット」、「幅5mm長さ5~6cm」、「T-T:短冊上の短冊 T-H:短冊上の穂先」と3つの商品を用意。それぞれ食感や味わいが異なるため、メニューに合わせて選べる。
「熟成筍」を使った「延岡メンマ」は、2年連続でANA国際線ファーストクラスの機内食に採用され、機内食の和食メニュー「香の物」として登場。また、ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2022年度 地方創生賞にも入賞した。
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