「梅ボーイズ」食品衛生法改正で存続の危機にある「手づくり梅干し」守るCF実施2024年4月5日
塩と紫蘇だけで梅干しを製造する株式会社うめひかり(和歌山県みなべ町)は、クラウドファンディングプロジェクト「無添加梅干しの継承!全国の梅産地に梅干し製造所をつくる!」を実施中。6月1日まで支援を受け付けている。
食品衛生法の改正により、6月1日から梅干しの製造販売には新たな許可が必要となる。生活者の安全を守るうえで必要な改正である一方、製造を断念する梅農家が続出するなど、小さな梅産地は存続の危機にある。
食品衛生法の改正では、漬物製造業許可を取得するには原材料の洗浄設備(シンク)と器具等の洗浄設備をそれぞれ有するなど新たな設備投資が必要となるが、超高齢化が進む梅産業において、新たに製造所を整備するハードルはとても高い。
「日本の伝統食・梅を後世に残したい」という想いを持ったメンバーが集まった梅農家「梅ボーイズ」が運営する同社は、各地のプレイヤーと連携して小さな製造所を立ち上げ、地域で育てた梅を地域で受け継ぎ、日本の食文化「梅干し」を守るため活動。その一環で実施しているクラウドファンディングは、愛知県と神奈川県から開始。梅産地の方々と連携し、梅干しの製造販売の許可(漬物製造業許可)を取得するために必要な要件を満たす製造所を整備する。梅ボーイズはこれまでのノウハウを共有し、無理なく小さい規模でも梅干しを製造できるようサポートする。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日