辛くない涙が出ないタマネギ「スマイルボール」2024年収穫分販売開始 ハウス食品2024年10月15日
ハウス食品グループは、ほんのり甘い味わいで丸かじりできる、涙の出ないタマネギ「スマイルボール」を10月中旬から数量限定で発売する。
（本文）
水さらしの必要がなく、辛みのないタマネギ「スマイルボール」
「スマイルボール」は、辛みがほとんどなく生のままの美味しさを楽しめるタマネギ。切ったときに目にしみることなく調理でき、水にさらす必要もないためタマネギ本来の栄養分をまるごと摂れる。今年は、北海道・首都圏を中心にコンビニ惣菜、スーパーマーケットやサラダ惣菜店、サラダボウル専門店等を通じて販売する。
「スマイルボール」は、ハウス食品グループが10年以上研究を重ねて開発した、品種改良によって涙の出る成分（＝辛み成分）の発生を抑えた新しいタマネギ。全て信頼できる北海道の契約農家で生産され、生食が多い新タマネギの旬（3月～5月）とは異なる9月末～1月末に旬を迎える。
同社は、タマネギ研究で2013年にイグ・ノーベル化学賞を受賞。2002年に世界的な科学誌『Nature』で発表した、涙が出る辛み成分を生成するきっかけとなる催涙因子合成酵素の発見は、「タマネギが人を泣かせる生化学的なプロセスは科学者が考えていたより複雑であることを明らかにした」と評価された。
2005年から続けてきた涙が出ない・辛みのないタマネギの開発はこうしたタマネギ研究をもとに行われ、2012年には新しいタマネギの品種「スマイルボール」を初めて収穫。2015年からテスト販売を開始している。
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