【米国大統領選にひとこと】反TPP トランプの主張2016年3月11日
11月にはアメリカ大統領選挙がある。チェンジを叫んで共和党から政権を奪った民主党のオバマ大統領は8年が経過した。民主党政権もそろそろ米国民に飽きられて議会は共和党議員が多数を占める。普通に考えれば民主党から政権交代で共和党の大統領が誕生してもよいはず。
11月にはアメリカ大統領選挙がある。チェンジを叫んで共和党から政権を奪った民主党のオバマ大統領は8年が経過した。民主党政権もそろそろ米国民に飽きられて議会は共和党議員が多数を占める。普通に考えれば民主党から政権交代で共和党の大統領が誕生してもよいはず。
しかし、共和党の不動産王トランプ候補がアメリカ国民の心をとらえて首位を走り混とんとしている。トランプ候補は共和党内では発言の品性が問われ主流派からはひんしゅくをかっている。3月1日のスーパーチューズデイで民主党はクリントン候補、共和党はトランプ候補が多数の州の票を集めた。二人ともTPPには反対という。現政権はTPPを早くかたをつけたい。アメリカの意向を受けてか日本は早々とTPP関連法案が国会審議に入る。
トランプ候補のTPPに関する言い分は次のようだ。(1)6000ページもあるTPP法案は誰も読まないし、真意はわからない。(2)アジア地域の自由貿易協定だ。やがて裏から中国が入ってくる。中国を利するだけだ。(3)中小企業には自由貿易を推奨すべきだがスマート企業(多国籍企業等)だけが得をする。為替の規定がない。ドル高で米国民の仕事が奪われる。TPPは酷い法案だ。と主張している。
中国はTPPのメンバーではない。トランプ候補の間違いを指摘する向きもある。しかし、安い輸入品の流入と仕事を奪われる心配が、ある層の米国民の支持を得ている。日本のJAグループだけがTPP反対ではない。米国民の大部分がTPPの真の内容がわからない。分かれば反対に回るだろう。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日