【コラム・消費者の目】専門家のサポートを2016年11月2日
私がマラソンを始めたきっかけは、東京マラソンでした。普段は車で溢れかえっている都内の車道を堂々と走れる機会なんて、そうそうあるものではありません。第1回の東京マラソンに応募し、それにあわせて練習を始めました。残念ながら東京マラソンの抽選結果は落選でしたが、その年の12月のNAHAマラソンにエントリーし、沿道の皆さんの熱い応援に後押しされて完走できたことで、すっかり病み付きになってしまいました。
とはいえ、練習は自己流でやっていましたし、何度かマラソンを走るうちに、「制限時間に引っかからなければ良いや」と思ってしまったので、タイムは良くなるどころか、走るたびに悪くなっていきました。そこで仲間の前で今年はサブフォー(4時間以内で完走すること)を目指すと公言したのでした。直近の完走タイムから1時間以上短縮するという無謀ともいえる目標でした。
一度目標を口にしてしまった以上、どうすれば達成できるかを私なりに真剣に考えるようになりました。練習方法も本で勉強してスケジュールどおりに実行していくうちに今までに無い手ごたえを感じるようになったのです。サブフォーも夢ではないかもしれません。練習はうそをつかないといいますが、正しい努力をすることが大切なのだと気づきました。
先日参加したハーフマラソンでは、バルセロナオリンピックの競歩代表で、日本陸連公認コーチの園原健弘さんによるウォーミングアップを体験しました。目からうろこの解説とストレッチで、身体だけではなく気持ちの上でも盛り上げていただいたおかげで、このレースで自己ベストを更新できました。専門家のサポートを受けることはどんな分野にも必要なことだと思いました。
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