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コラム:消費者の目

【花ちゃん】

2018.06.03 
【花ちゃん・消費者の目】保育の発想 転換を一覧へ

 私が保育園に通っていたのは50年以上も前のことです。当時、両親は職場から歩いて15分足らずのところにある貸家の2階に住んでいました。共働きだったので、私は2歳から保育園に預けられました。早生まれで小さかった私を保育園の保母さんはたいそうかわいがってくれたそうです。アルバムには優しそうな保母さんの写真が貼ってありましたので、母は保母さんに感謝していたのだろうと思います。

 

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 5歳違いの弟が生まれると新興住宅地に引っ越しました。近くには保育園はなく、弟は子育てに慣れた近所のお宅に預けられていました。今でいう待機児童だったのかもしれません。小学校から帰ると私もそこの家の子達と遊んでいました。覚えているだけで、2回ほど預け先が変わったのですが、インターネットなどない時代に、母はどうやって預かってくれる方を探すことができたのでしょうか。

 

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 私が小学校3年生になると、弟はバスで30分ほどのところにある保育園に預けられるようになりました。母が残業で遅くなる時は私が弟の迎えに行くこともありました。小学生が一人でバスに乗っていると、周りの大人達が心配して私に声を掛けてくれました。バス代を忘れても、運転手さんは嫌な顔ひとつしないで、次乗った時でいいよと言ってくれました。大人達から守られている感覚がありました。

 

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 都市部では児童の数に対して十分な認可保育園がなく、待機児童問題が深刻化しています。高い土地代や保育士不足が足かせになる都市部では、個人が待機児童の受け皿となれるように発想の転換をはかる方が良い気がします。プロのベビーシッターさんや無認可でも愛情あふれる保育園が安く使えるのであれば、親としては安心ではないでしょうか。

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