【決算】9年度ぶりに黒字 共栄火災海上保険2014年5月22日
共栄火災海上保険(株)は5月20日、平成26年3月期決算を発表した。保険収入が増えた一方、自然災害が少なかったことで支払保険金が減少したため、収支残は24億円となり、9年度ぶりに黒字となった。
保険会社の売上規模を示す元受正味保険料は、火災保険や新種保険、自賠責保険が増収したため、前年比42億円(2.4%)増の1756億円だった。正味収入保険料も同38億円(2.4%)増の1629億円と増収だった。
正味支払保険金は自然災害の減少、自動車保険損害率改善などにより同41億円(3.9%)減の1031億円となり、正味損害率も同4.2ポイント改善され63.2%へと減った。
損害率が改善されたことで、損害保険会社の収益力の指標となるコンバインド・レシオ(正味損害率と正味事業費率の合計)も5.1ポイント改善され98.5%に減った。
この結果、収支残は同81億円増の24億円となり、平成17年度決算以来、9年度ぶりに黒字となった。
損益面では、2月の大雪などの影響で支払準備金が大幅に増えたことなどにより、保険引受損失が前年よりさらに44億円増え、57億円の損失となった。一方、資産運用益は同34億円増え、89億円だった。経常損益は同8億円減の27億円、当期純利益は同7億円減の26億円だった。
損害保険会社の経営の安全性を示すソルベンシー・マージン比率は、当期純利益を確保したことや、有価証券の含み益が増えたことなどから、前年より112.9ポイント増え、782%へと上昇。安定基準値と言われている200%を大きく上回っている。
(関連記事)
・【人事速報・機構改革】共栄火災海上保険(2014.02.26)
・539JAに栄誉 JA共済連優績組合表彰(2014.05.16)
・交通安全教育DVD作成 JA共済連(2014.05.15)
・4年連続全国目標達成めざす JA共済連(2014.04.17)
・東海・北陸に業務センター新設 JA共済連(2014.04.09)
重要な記事
最新の記事
-
情報提供やDXで厚生連医療を支える 医薬品メーカーは"節度"ある利潤を 日本文化厚生連・東公敏理事長2025年12月23日 -
数字で読む「令和の米騒動」(上) 混乱招いた流通悪者論 集荷後半に"異変"2025年12月23日 -
数字で読む「令和の米騒動」2025 (下) 始まった損切り 小売りにも値下げの動き2025年12月23日 -
【肉とビールと箸休め ドイツ食農紀行】(4)クリスマスマーケットとホットワイン2025年12月23日 -
神明が先物市場の価格使った契約を生産者に呼びかける【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月23日 -
米のコスト指標作成へ 米穀機構に委員会設置2025年12月23日 -
「令和7年産新米」最大12.5%値下げ アイリスグループ2025年12月23日 -
業務用米の特徴を紹介 播種前・書面契約のリスク管理 東京で業務用米セミナー&交流会2025年12月23日 -
甘み増す旬野菜「和歌山県産冬野菜フェア」直営店舗で開催 JA全農2025年12月23日 -
ノウフク・アワードで「チャレンジ賞」障害者の社会参画や地域農業に貢献 JA全農2025年12月23日 -
「石川佳純47都道府県サンクスツアーin鳥取」4年かけて遂に完走 JA全農2025年12月23日 -
「水戸ホーリーホックJ2優勝&J1昇格キャンペーン」開催中 JAタウン2025年12月23日 -
「トゥンクトゥンク」と「きぼうの種」を宇宙で初披露 年越しイベントを生配 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月23日 -
米国ニューヨーク市に人工光型植物工場のマーケティング拠点を開設 クボタ2025年12月23日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月23日 -
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年12月23日 -
鹿児島県南大隅町と包括連携協定を締結 町内事業者と働き手をサポート タイミー2025年12月23日 -
まるまるひがしにほん「東日本酒博覧会~年越し酒~」開催 さいたま市2025年12月23日 -
利用者・行政・協同組合が連携 焼売やナゲットで食料支援 パルシステム神奈川2025年12月23日 -
本格スイーツの味わい「安納芋プリン スイートポテト仕立て」期間限定で発売 協同乳業2025年12月23日


































