荒波乗り越えて使命を JA共済連安田前会長2014年7月25日
7月24日の通常総代後に退任したJA共済連の安田舜一郎前会長は総代会後の会見でJAグループに対して「荒波を乗り越えて使命を果たしてほしい」と期待するとともに今後も違う立場で少しでも貢献できれば、などと語った。
在任中に強く印象に残っていることとして東日本大震災への対応を挙げた。9700億円の共済金を支払うと同時にしっかりした財務体質を堅持して引き続き健全経営を継続できたことや、全国が一体となって早期に被災地の査定に取り組んだことなどに「絆の強さを感じた」と振り返った。
一方、共済事業としても農家所得の安定、向上と課題も出てきた時期であり、動きはじめた新たな商品の提供や、東京日動海上との業務提携など共済事業の今後に期待を寄せた。
退任の判断については「自分で決断するという哲学は貫けたが自問自答も続いた」と振り返ったが「今は肩が軽くなった」と笑顔で率直な思いも。
「JA、会員のみなさんのご支援で重責を全うすることができた」と感謝し「ただ、JAグループも正念場。荒波をしっかり乗り越えて日本農業の再建の使命を果たしてほしい。少しでも支えられるものは違う立場で支えていきたい」などと話した。
(写真)
JA共済連安田前会長
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