家庭の不用品を必要な地域へ JA共済連「きずなチャリティ」2018年1月31日
JA共済連全国本部は、事務所周辺の清掃活動や献血活動とともに、家庭で不用となった品々を、必要とされる地域や団体などに寄贈する「きずなチャリティ」を平成21年度から実施しているが、1月26日に29年度の寄贈品梱包作業を実施した。
当日は、吉村保繁常務理事をはじめ全国本部役職員有志が参加して、29年12月20日から30年1月23日までの募集期間に集まった約5800点の物品の梱包作業が行われた。
寄贈された主な物品は(1)不要となった衣類、毛布、シーツ、タオル、ハンカチ、(2)日用品(マスク、ばんそうこう等の衛生用品、鉛筆、ボールペン、ランドセル等の文房具、 ぬいぐるみ等の玩具、これらは、原則未使用、またはそれに近いもののみ)で、上記のうち(1)については、産経新聞社が主催する「ふくのわプロジェクト」に寄贈。同プロジェクトでは、家庭で不用になった衣類を国内外のリユース専門業者に買い取ってもらい、その収益金を全額、パラスポーツを支援している日本財団パラリンピックサポートセンター等に寄付し、国内におけるパラスポーツを支援している。
(写真)職員とともに梱包作業を行う吉村常務(左)
また、上記(2)は「特定非営利活動法人 もったいないジャパン」に寄贈。同NPOでは、企業や家庭から年間に廃棄される新品同様の膨大な量の日用品等を「もったいない精神」のもと広く集め、それを必要としている福祉団体や個人等に寄贈している。 作業に先立ち吉村常務は「(このチャリティは)職員の善意によって成り立っている活動であり、皆さまに感謝申しあげる。このように支援を必要としている方々を助け、支え合う活動も、JA共済の理念である『相互扶助』のひとつ。本日ご参加いただいた皆さまには、職員の善意によって集められた寄贈品がきれいなまま届くよう、しっかりと作業に望んでほしい」とあいさつした。
(写真)梱包された段ボール数は160箱にのぼった
その後、職員が物品の種類ごとに仕分けされたテーブルに、グループごとに分かれて、段ボールへの詰め込み、梱包作業を行い、1時間ほどで作業が完了した。
作業に参加した職員からは、「各家庭の年末大掃除で出た不用品を寄贈していただくなど、気軽に参加してもらえるのが、この活動のいいところ」、「地域貢献活動は、継続することに意味があると思う。今後も長く続けていくことで、より良い活動にしていきたい」という感想が聞かれた。
(関連記事)
・【顔写真・略歴入り】JA共済連の新理事体制(17.07.27)
・【顔写真・略歴入り】JA共済連の新役員体制(17.07.27)
・【戸井・全農チーフオフィサーに聞く】変化する消費現場に的確に応える(17.12.20)
・モッタイナイ精神とJA全農の沈黙(17.12.13)
・年金テーマにWebサイト開設 JA共済連(17.11.29)
・ブース売上を交通遺児を支える会に寄付 共栄火災海上保険(17.03.23)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日