生命総合共済の引受基準を緩和 JA共済が仕組改訂2021年3月18日
JA共済連は4月実施予定の「生命総合共済」の仕組改訂に伴い、「高血圧」「脂質異常症(高脂血症)」「高尿酸血症(痛風)」「気管支喘息(喘息)」の4つの疾患に関する引受基準の緩和と介護共済の引受条件の見直しを行う。
4つの疾患に関する引受基準を緩和
従来、高血圧や脂質異常症などの所定の既往歴や持病がある場合は、契約申込時に心電図検査や血液検査など医師による詳細な健康状態の確認が必要であり、受診の負担や手続きに時間を要することが課題だった。
今回、既往歴があっても共済に手軽に加入したいという組合員・利用者のニーズに対応するため、(株)日立製作所の協力のもと、医療ビッグデータの活用やAIによるリスク分析を実施し、「高血圧」「脂質異常症(高脂血症)」「高尿酸血症(痛風)」「気管支喘息(喘息)」の4つの疾患で引受基準の見直した。
4つの疾患を持つ人については、これまで共済契約の引受けに際し、原則的に医師の診査が必要だったが、4月以降は自身の疾患などの申告で引受けできる範囲(告知書扱い)を拡大し、それらの疾患などにかかる引受けの条件も緩和する。なお、疾患毎に年齢条件や保障金額などの制限あり。
また、疾患などの申告(告知)については、JA職員が持参するタブレット(Lablet`s)画面への入力でペーパーレスでの手続きが可能となり、引受けまでの処理の迅速化にもつながるとしている。
介護共済における引受条件の緩和
介護共済の引受条件緩和でより加入しやすく
介護共済は2016年10月から51歳以上で「糖尿病」のみに罹患していた場合、一定の条件を満たすものについて引受けを可能としていた。
2021年度から「糖尿病」の引受け範囲を広げ、これに加え「うつ病」「がん・新生物(注1)」「心筋梗塞」一部の「神経・精神の疾患(注2)」についても、一定の条件を満たすものの引受けを可能とする。
注1:悪性新生物・肉腫・白血病・リンパ腫・骨髄腫・脳しゅよう。
注2:神経症、ノイローゼ、自律神経失調症、心身症、不眠症(統合失調症、そううつ病、そう病、アルコール依存症、薬物依存症を除く)。
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