神戸市発行「神戸市SDGs債」を取得 こくみん共済 coop〈全労済〉2021年9月13日
こくみん共済 coop〈全労済〉は9月10日、神戸市が発行する「神戸市SDGs債」を取得した。同債券により調達された資金は、「神戸2025ビジョン」の実現に向けた事業などに活用される。
神戸市が、第5次神戸市基本計画などを踏まえ策定した5か年の実施計画「神戸2025ビジョン」は、国連開発計画（UNDP）が策定した「SDGsインパクト基準」（事業向け）草案の基本的な考え方にもとづき、株式会社格付投資情報センター（R&I）よりSDGsの達成に資する旨の評価を取得している。同債券により調達された資金は、同ビジョンの実現に向けた事業などに活用される予定。
こくみん共済 coop〈全労済〉は、「New-Zetwork（2018年度～2021年度中期経営政策）」で、「持続可能な社会づくり・ セーフティネットづくり」に取り組んでいる。その一つとして、資産運用方針にもとづきESG運用（環境・社会・企業統治に配慮している発行体を重視・選別して行う運用） を実施。SDGsの達成に貢献する同債券の取得を決めた。
神戸市SDGs債が支えるプロジェクトとしては、阪神・淡路大震災をきっかけに神戸市が「市民福祉の向上」、「神戸経済の活性化」、「国際社会への貢献」を目的として開始したプロジェクト「神戸医療産業都市」の推進や、再生可能エネルギーや先駆的な環境技術及び水素エネルギーの利活用などに取り組む「グリーン施策」、水素エネルギー利用システム開発実証事業（水素発電）などがある。
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