北米の鉄道貨車リース会社「MRC」を連結子会社化 JA三井リース2023年1月27日
JA三井リースは1月26日、三井物産との合弁企業であるMitsui Rail Capital, LLC(MRC)を連結子会社化すると発表した。
北米の貨物鉄道輸送は、北米経済を支える中長距離・大量輸送の基幹インフラとしての役割を果たしており、中短距離・小口を強みとするトラック輸送と補完・共存し合う形で、その輸送量は継続的に拡大している。さらに近年では、輸送効率や環境保護の観点でトラック等の他輸送手段に比べ優位にあることが注目され、その存在感が一層高まっている。こうした環境を背景に、北米の鉄道貨車リース事業は安定的な成長が見込まれる。
JA三井リースは、2015年の資本参画以来、三井物産と共同でMRCの運営に携わり、北米の産業動向に合わせた貨車タイプの拡充と資産入れ替えによってエネルギー、食糧、製造、建設など幅広い産業分野に分散の効いたポートフォリオを構築。また、1996年の設立以来定評あるきめ細やかな顧客サービスを更に磨いて、事業基盤を強化してきた。
同事業は同社が中期経営計画に掲げる「北米を中心とした海外事業展開の強化」と「ビジネスモデル転換による専門領域の事業拡大」、さらには環境負荷の低い鉄道貨車分野の強化を通じた「SDGsへの貢献」に合致。同社が持つオペレーティングリースを含む多様な金融サービスの知見・ノウハウを生かして更に発展させるため、MRCの経営権をJA三井リースに集約することを三井物産と合意した。JA三井リースの連結子会社であるJAML MRC Holding, Inc. を通じて三井物産が保有する議決権を全て取得し、連結子会社化する。
今後はJA三井リースの経営資源を追加投入し、事業規模の積極的拡大と貨車ポートフォリオの更なる良質化を通じて、北米ロジスティクスの発展と効率化に貢献していく。
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