脱炭素化の実現へ新会社設立 JA三井リース×アイグリッド×農林中金2023年2月13日
JA三井リース、JA三井エナジーソリューションズ、アイ・グリッド・ソリューションズ、VPP Japan、農林中央金庫は、JA三井リースおよび農林中央金庫の取引先や系統団体に向けた脱炭素化ソリューションを提供するため、「サーキュラーグリーンエナジー合同会社」を設立した。同社は、太陽光発電設備の自家消費サービスに加え、当該設備から生じる余剰電力を有効活用する「余剰電力循環型太陽光PPAサービス」の提供を開始す
「余剰電力循環型太陽光PPAサービス」提供イメージ
サーキュラーグリーンエナジー合同会社は、JA三井リースグループと農林中央金庫が有するネットワーク、電力事業を展開するアイ・グリッドの電力ビッグデータに裏付けられるAIを活用した電力需給調整機能、およびアイ・グリッドの子会社であるVPP-Jが有する470か所の太陽光発電所開発実績に基づくノウハウを基に「余剰電力循環型太陽光PPAサービス」の提供を開始する。
「余剰電力循環型太陽光PPAサービス」では、JA三井リースおよび農林中央金庫の取引先や系統団体をはじめとするサービス利用者は、初期投資不要かつメンテナンスフリーで自家消費型太陽光発電設備を導入でき、GHG排出量および電力コストの削減、電力の安定調達、非常時の電源確保等に資する取組が可能となる。
「余剰電力循環型太陽光PPAサービス」特徴
一般的に太陽光発電の自家消費にあたっては、余剰電力が発生しないよう、その電力消費量に応じたパネルを設置することが基本となる。一方、同スキームでは発電設備から生じる電力のうち余剰電力をアイ・グリッドが買い取るため、常温倉庫のような電力消費量は少ない施設で自家消費する場合でも、余剰電力を気にせず屋根のスペースを発電に最大限活用でき、再生可能エネルギー比率を高めることができる。
なお、余剰電力を建物内に設置する蓄電池やEV充電設備等に供給する余地を残すことで、エネルギーの地産地消や非常時の地域電源として運用を実現することも可能となる。
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