安心と満足の提供強化 農業保障も積極的に 共済連23年度計画2023年3月23日
JA共済連は2023(令和5)年度のJA共済事業計画を決定した。JA共済3カ年計画の中間年度で、「組合員・利用者への安心と満足の提供」というJA共済事業の原点を再確認し、JA支援機能をさらに強化する取り組みとして、5つの重点取組事項を掲げた。特に保障を充足させるため、保障と一体化した事故の未然防止・再発防止に関する取り組みを実施する。
重点取り組み事項は、1.生命分野を中心とする保障の充足、2.事業基盤づくりに向けた共済事業体制総点検運動の展開、3.デジタル技術等のさらなる活用、4.農業保障の案内などによる農業・地域の貢献、5.JA共済事業を支える信頼性・健全性の強化の5項目。
「保障の充足」では事故の未然防止につながる取り組みを行うほか、家の光協会と連携したセミナー開催なども行う予定。
「デジタル技術の活用」では健康、防災などの情報提供を中心にJA共済アプリの機能を拡充する。大規模災害時における損害調査の迅速化などを加速させる。次期損害調査システムの導入により自動車損害調査業務の効率化を図る。
「農業保障」では、JA全国担い手サポートセンターなどと連携した農業保障の周知に注力し、1月に新設した「農業用安全自動車割引」をきっかけとした農業保障の案内活動を強化する。農業法人への提案も積極的に行う。
「信頼性・健全性の強化」では引き続きコンプライアンス態勢の強化を行う。
23(令和5)年度の予定新契約高は以下の通り。
▽生命総合共済(保障共済金額)4兆3791億円
▽建物更生共済(保障共済金額)11兆1421億円
▽医療系共済(入院日額)4億円(治療共済金額)933億円
▽介護共済(介護共済金額)2384億円
▽生活障害共済一時金型(保障共済金額)2347億円
▽生活障害共済定期年金型(保障共済金額)2417億円
▽特定重度疾病共済(特定重度疾病共済金額)2145億円
▽認知症共済(認知症共済金額)1322億円
▽年金共済(年金金額)982億円
▽自動車共済(元受共済掛金)3428億9600万円
▽自賠責共済(元受共済掛金)579億6300万円
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