純利益0.97%増 全国13労働金庫の2022年度決算概況 ろうきん2023年8月23日
全国労働金庫協会(ろうきん)は8月21日、全国13労働金庫の2022年度(令和4年度)決算概況を発表した。
2022年度の当期純利益は前年度比3億円(0.97%)増加して320億円。預金(譲渡性預金を含む)は同3358億円(1.48%)増加し、22兆9597億円、貸出金は同2714億円(1.80%)増加して15兆2905億円となった。自己資本比率は0.07ポイント低下して9.51%だった。
損益の状況は、資金運用収益が、貸出金利息の減少、預け金利息の減少があったが、有価証券利息配当金などの増加により38億円(1.58%)増加。資金調達費用は、預金利息の減少等により4億円(4.73%)減少となった。
その他業務収益は、国債等債券売却益などの増加により40億円(31.55%)増加。その他業務費用は、国債等債券売却損・償還損などの増加により117億円(569.14%)増加となった。経費は、預金保険料及び労働金庫業態の共同オンライン・システムに係る運営費用の減少などにより、45億円(2.77%)減少。業務純益は28百万円(0.06%)増加して442億円となった。
預金残高は、3358億円(1.48%)増加して22兆9597億円。流動性預金は4975億円(6.31%)増加して8兆3753億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は1616億円(1.09%)減少して14兆5843億円となった。
また、貸出金残高は2714億円(1.80%)増加して15兆2905億円。預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を上回ったため、0.21ポイント上昇して66.59%となった。
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