当期純損益33億円 前年同期比42億円減 2024年度決算 共栄火災2025年6月4日
共栄火災海上保険は5月27日、2025年3月期決算(2024年度決算)を発表した。
元受正味保険料は、火災保険や自動車保険等の増収により、対前年同期比で132億円増の2083億円。正味収入保険料は、同103億円増の1894億円となった。
正味支払保険金(損害調査費含む)は、自然災害の支払が減少した一方、自動車保険の事故増加や単価上昇に伴う支払増加などにより、前年同期比74億円増の1138億円。正味損害率は、0.6%ポイント上昇し61.5%となった。
正味事業費は、システム関連費や元受正味保険料の増収に伴う代理店手数料の増加等により、同36億円増の708億円。正味事業費率(事業費の正味収入保険料に対する割合)は保険料の増収
により、同0.2%ポイント上昇の38.3%となった。
コンバインド・レシオ(正味損害率と正味事業費率の合計)は同0.4ポイント上昇の99.8%。
保険引受損益は、収支残の増加に加え、雪害等の影響や前年度における火災保険の支払備金減少の反動や、火災保
険の増収に伴う未経過保険料の増加などにより、同89億円減の55億円の損失となった。
資産運用損益は、有価証券売却損益の増加等により、同23億円増の103億円。以上の結果、経常損益は同74億円減の37億円。経常損益に特別損益と法人税などを加減した当期純損益は同42億円減の33億円となった。
ソルベンシー・マージン比率は、その他有価証券評価差額金の減少や巨大災害リスクの増加等により、対前年度末比30.2ポイント減少の、1105.0%となった。
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