組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日
JA共済連は10月30、31日、千葉市のJA共済幕張研修センターで「令和7年度 共済事務インストラクター全国交流集会」を開いた。全国のインストラクター70人と県本部随行者44人が参加し、30日はパネルディスカッションや分科会を行った。

パネルディスカッションで事例紹介
共済事務インストラクターは、JA支店担当者に対し、組合員・利用者からの各種申し出や共済事務処理の迅速化・適正化に向けた支援・指導を行うJA職員である。9月30日現在、全国の有資格者は3408人となっている。
交流集会は、全国の共済事務インストラクターが活動上の課題や実践内容を共有し、親睦を深めながらネットワークを広げることを目的に、平成21(2009)年から開催している。今年度のテーマは「共済事務を通じて、組合員・利用者に安心と満足の提供を」。
冒頭、JA共済連の井上利満参事が「組合員・利用者の目線に立った事務手続きで安心と満足を届けることが、地域で選ばれ続けるJA共済となるために重要。全国の同じ立場の方々が情報交換できる貴重な場として活用してほしい」とあいさつした。
続いて、全国の優良事例を共有するパネルディスカッションが行われた。パネラーは、JAふくしま未来(福島県)の菊地佑太さん、JAいるま野(埼玉県)の中智美さん、JAしまね(島根県)の石飛絵理さん、JA熊本市(熊本県)の津川清美さんで、人材会社オールディファレントの木村光佑氏が進行を務めた。
各パネラーは、専任・兼任の違いや、担当支店や人員数の違いがあるなかで、さまざまな工夫で課題解決に取り組んでいることが語られ、質疑や討論が行われた。
活動面では、支店訪問を日次・月次・年次で計画的に行うことで全体像を明確にする取り組みや、定例会での課題共有にとどまらず、現場からの意見や要望に耳を傾けていることなどが紹介された。また、業務の統一化を図るため、重要点や変更点、問い合わせの多い事項を色分けし、見やすい独自マニュアルを作成していることなども共有された。
新任のスマサポ(スマイルサポーター)の育成では、育成基準を作成して段階ごとに具体的な項目を示したり、日常的な声掛けを通じて悩みや課題を解決するコミュニケーションの重要性が語られた。
分科会で取り組みを共有
その後、参加者は分科会に分かれ、事前アンケートにもとづいて、研修会や支店巡回など業務指導の方法や重点的な取り組み、そのなかでの工夫や効果、悩みなどを紹介し、意見交換した。
31日には、引き続き分科会を行うとともに、コピーライターの佐々木圭一氏が「ノーをイエスに変える技術~伝え方が9割~」をテーマに講演を行った。
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