輸入小麦売渡価格、5万7260円 4.1%値上げ2013年8月28日
農水省は8月28日、平成25年10月期(25年10月?26年3月)輸入麦政府売り渡し価格を改定した。5銘柄加重平均で1トンあたり5万7260円となり、25年4月期に比べて4.1%の値上げとなった。
輸入麦の政府売り渡し価格は、年2回、2月と8月に直近6カ月の平均買い付け価格を参考にして改定することになっている。
今回は、昨年末からの円安、豪州の少雨による生産量減と輸入価格の高騰といった価格の上げ要因があった一方で、米国産冬小麦の収穫が順調なため相場が軟調に推移しており、全体では4月期に比べ4.1%の値上げとなった。
農水省生産局農産部貿易業務課によると、今回の価格改定が消費者物価指数に与える影響は、+0.004%で「極めて限定的」としている。具体的な小売価格への影響額試算では、外食うどん1杯あたり0.4円、小売食パン1斤あたり0.3円、家庭用小麦粉1kgあたり4.1円、となっている。
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