静岡産「亀の尾」で限定酒「臥龍梅 純米吟醸 両河内亀の尾 2023」発売2023年4月12日
清酒「臥龍梅」を醸造する三和酒造(静岡市清水区)は4月18日、静岡市清水区両河内地区の活性化に取り組むNPO法人複合力(静岡市清水区)と共同で、両河内地区で栽培した酒米「亀の尾」で醸した日本酒「臥龍梅 両河内亀の尾 2023」を発売する。
清水テロワールの「臥龍梅 両河内亀の尾 2023」
複合力は、毎年100人以上の有志と共に、清水区西里の清水森林公園「やすらぎの森」内の田畑や竹林の再生の活動を10年前から続けており、自給の基本である田んぼを再開墾する中、6年前から休耕田で酒米「亀の尾」の栽培を始めた。2022年度は台風15号の被害もあり、刈り取り途中の田んぼの稲が泥水に浸かるなどのトラブルもあったが、地元企業の協力も受け、玄米の収量を確保した。
ようやく収穫した貴重な酒米は、同じ清水区の老舗酒蔵である三和酒造が醸造。使用米の「亀の尾」と同じく、仕込み水に興津川の伏流水が使われる「臥龍梅 両河内亀の尾 2023」は正真正銘の清水テロワールとなる。
発売日の18日には「臥龍梅 純米吟醸 両河内亀の尾 2023」の完成発表会を開催。今回は新たな取り組みとして、静岡市産学交流センターから委託を受け、三和酒造が東海大学と共同で行った研究テーマ「静岡/清水テロワール(日本酒)の付加価値創出事業~オクシズからシズマエまで~」についても紹介する。
この研究では、清水の米と水から製造された日本酒を清水港内の海底貯蔵し熟成度を評価。これにより、オクシズ(清水区両河内地区)からシズマエ(清水港)までのテロワール(地域性)を考慮した日本酒としてブランド力向上に務める。亀の尾の海底貯蔵酒は、「臥龍梅 海底貯蔵試験酒」として純米大吟醸愛山、Sparkling Sakeと共に限定頒布を予定している。
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