宮城県大崎市と有機米デザインが連携協定2023年8月21日
自動抑草ロボット「アイガモロボ」を開発し有機米市場の拡大に取り組む有機米デザインは、世界農業遺産に認定されている宮城県大崎市と連携協定を結んだ。
協定を締結した伊藤市長(左から4人目)と山中代表取締役(同5人目)。
大崎地域の大崎耕土は「やませ」による冷害や地形的要因による洪水、渇水を克服するため水路やため池など水管理システムが発達しており、2017年に世界農業遺産に認定された。また、大崎市は「大崎市有機農業・グリーン化推進協議会」を設立、みどり戦略と協調しグリーンな栽培体系への転換を進める検証事業を進めている。
有機米デザインと8月10日に締結したのは「持続可能な農業推進に関する協定」で持続可能な農業の普及拡大と地域社会の発展に資することを目的としている。
同協定での連携事項は、アイガモロボなど環境保全スマート農機を活用し生産者へ環境負荷の低い水稲栽培を普及推進することと、生産者が栽培した有機栽培米などを連携して販売すること。
大崎市の伊藤康志市長は「田んぼの全自動抑草ロボットは、人口減少社会での労働力不足などの課題解決と、有機農業の推進に非常に有効だと期待している。農業者の所得を確保しながら魅力ある持続可能な農業を一層推進していく」と話した。
また、有機米デザインの山中大介代表取締役は「人と自然の営みである農業は環境共生型に進化することが求められ、同時に未来の消費者にグリーン市場が求められていることを理解し行動を始めなければならない。大崎耕土の環境と共生した発展に貢献できれば」と話した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































