廃棄予定の米袋が「名札ケース」と「名刺ケース」に アサヒパック2024年9月10日
株式会社アサヒパックは、廃棄予定だったポリエチレン製米袋のアップサイクル(今あるものを利用して別の用途のものに作り替え、付加価値を与えること)に挑戦し、高品質な「名札ケース」と「名刺ケース」を制作した。
左:アップサイクルに使用した米袋
右:制作された「名札ケース」と「名刺ケース」
主にスーパーなどに陳列される米袋はポリエチレンやナイロン、和紙やクラフト紙などを用いて作られており、その中で近年主流となりつつあるのがポリエチレン単層、またはポリエチレンを2層貼り合わせた所謂「モノマテリアル製品」となっている。これらは比較的容易にリサイクルを行うことが可能だが、レジ袋などと比べて廃棄量が少ないこと、異なる素材を貼り合わせた「複合フィルム」と一見では見分けがつかない場合があること、一部を除き回収システムが構築されていないことなどが原因とし、リサイクルをスムーズに行うためには現状課題が残っている。
同社はこのような背景から、社内外でアップサイクルやリサイクルについて考えるきっかけになればと米袋のアップサイクルに挑戦。大阪府内2カ所の福祉施設を中心に活動するpoRiff(ポリフ)社と協力し「名札ケース」と「名刺ケース」制作した。一点一点が手作りのため量産が難しく、同アイテムの販売予定はないが、同社社員の一部が携帯することでアップサイクルなどを考えるきっかけ作りを目指す。
同社は「引き続き石油化学製品を扱う企業として、プラスチックとの上手な付き合い方について考え続けていきます。」としている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日