「株式会社 獺祭」へ 6月1日に社名変更 旭酒造2025年1月27日
旭酒造株式会社(山口県岩国市)は、6月1日に社名変更し、新たな社名を株式会社 獺祭(英語名:DASSAI Inc.)とすることを発表した。
同社は、2023年9月に稼働したNYの酒蔵から見えてきた市場をより広げ、海外への浸透をより加速させるため、会社名を変更することで、ブランドとしての認知を強化。日本の伝統的なモノづくりを背景としたブランドとして、世界に挑み、世界のDASSAIを目指す。売上は、昨年度の売上195億円から、今後1000億円を目指し、内訳は、国内300億円、海外700億円を想定している。
今年の海外の取組みとして、フランス・パリで三ツ星を二つ持つヤニック・アレノ氏と一緒に出店(L'IZAKAYA DASSAI Yannick Alléno)するほか、アカデミー賞に初の日本酒として協賛し、今年3月の授賞式で獺祭を振る舞う。大阪関西万博では、オーストリア館で、ウィーン・フィルハーモニック・テイストの音楽を聴かせて発酵させた獺祭を販売するなど、様々な展開を実施する。
国内では、新しい酒蔵(3号蔵)を今年着工し、2028年春に完成予定。NY酒蔵でのDassai Blueの売上は2024年424万ドル(6.6億円)、販売容量で約11万リットル(720ml瓶換算で、15.6万本)。まだ立ち上がりの段階だが、販路はニューヨークとカリフォルニアを中心に、徐々に広がっている。
これまで日本酒を飲んでいない人にも見つけて知ってもらうため、酒店や飲食店と、日本を中心に年1000回のイベントを実施。1000億円を目指すにあたり、感謝の気持ちを込めて売上の1%を今後も寄付する事を継続する。
さらに、2024年12月にリリースした、月面で獺祭を造る月面醸造計画を進めるため、今年の打上げを目指し、「獺祭MOON-宇宙醸造」の販売も予定している。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日