1等米比率90%以上と安定生産へ 高温耐性品種の生産を拡大を JA全農とやまが富山米の生産推進大会2025年1月28日
JA全農とやまは1月22日、富山県農協会館で富山県、JA富山中央会と連携して「ほおばる幸せ。富山米」生産推進大会を開催し、生産者やJA・行政機関から約100人が参加した。大会は「1等米比率90%以上と安定生産を目指して」をテーマに掲げ、高温等の気象変動に強く、低コスト・省力的で人と環境にやさしい「安全・安心」な米づくりを目指し、高温耐性品種の作付拡大や土づくりなどの重点技術対策の徹底を目的に開催している。
大会では、JA全農とやまの高畠米穀園芸部長が「最近の米穀情勢」、神明の安藤米穀事業本部米穀部次長が「直近のコメ情勢と課題、産地富山に期待すること」をテーマに講演を行った。
続いて、県農業技術課広域普及指導センターの板谷指導員が「令和6年度の水稲の概況及び次年度の水稲重点技術対策について~気象変動下でも安定した米づくりに向けて~」をテーマに講演し、令和6年産米の概況と課題について共有した。地球温暖化が進行するなかでも1等米比率90%以上と安定収量を目指すために、高温耐性品種の「てんたかく」「富富富」「てんこもり」の積極的な作付けが呼びかけられた。令和7年産米の収量・品質確保に向けて、「コシヒカリ」の5月15日を中心とした田植えの実施や、初期の水管理の徹底、生育・気象状況に応じた穂肥施用などの重点技術対策について参加者全員で確認した。
今回の大会に合わせて、米の品質・衛生管理の徹底や労働災害の防止を目的に、県下JA所有の農業倉庫・カントリーエレベーターを巡回・審査し、優秀な成績をおさめたJA施設を表彰する「令和6年度優良農業倉庫・カントリーエレベーター表彰」の授賞式も行われた。
【令和6年度優良農業倉庫表彰】
最優秀賞:JAあおば
優秀賞:JAいみず野、JA氷見市
【令和6年度優良カントリーエレベーター表彰】
最優秀賞:JA氷見市
優秀賞:JAアルプス、JAいなば
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