地元新潟の米農家と共同出資 合同会社ナイスライスファームを設立 亀田製菓2025年1月31日
亀田製菓(新潟市)は2月5日、新潟県内の地元米農家5人との共同出資により、合同会社ナイスライスファームを設立する。
合同会社ナイスライスファームの田圃
亀田製菓は2023年に新たな中長期成長戦略を策定し、ビジョンとして米の可能性を最大限引き出し、世界で新価値・新市場を創造する「ライスイノベーションカンパニー」の実現を掲げ、スローガン「NICE!RICE!」のもと、従業員一人ひとりがアンバサダーとして米が持つ価値を社内外に発信している。
このほど、サステナビリティの取り組みの一環として、地元新潟での地域農業との連携。持続可能な米の調達を目的に、地元新潟の米農家5人と共同出資により、合同会社ナイスライスファームを立ち上げ、稲作と国内の米の消費量拡大に取り組む。
日本で稲作は重要な産業の1つだが、稲作農業従事者は高齢化が進み平均年齢は70歳近い。また、若い世代の担い手が不足しており、離農者および耕作放棄地の増加も課題となっている。また、全国米穀販売事業共済協同組合が公表する「米穀流通2040ビジョン」によると、2040年には米の国内需要が生産量を上回り、国内需要量を国産だけでは賄いきれない可能性があるとの指摘もある。
同社は、こうした課題に対し、地元新潟の農家とともに持続可能な稲作の実現と国内の米の消費量拡大を推進。初年度となる2025年は、約28ヘクタールでの米の栽培を計画しており、地元農家の知見や技術を活用して地域に根差した取り組みを進める。
将来的には、ナイスライスファームで収穫した米を使った新しい価値のある商品や気候変動に強い品種の開発、環境保護に配慮した農業手法の導入なども視野に入れている。また、地元農家に加え、JA新潟かがやきあがのアグリセンターや地元自治体とも協力し、地域全体の農業振興や課題解決に取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(163)-食料・農業・農村基本計画(5)-2025年10月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(80)【防除学習帖】第319回2025年10月11日
-
農薬の正しい使い方(53)【今さら聞けない営農情報】第319回2025年10月11日
-
食料自給率 4年連続38%で足踏み 主食用米消費増も小麦生産減 24年度2025年10月10日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内の園芸作物で初めて確認 高知県2025年10月10日
-
【特殊報】スイカ退緑えそ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】ショウガ褐色しみ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【注意報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年10月10日
-
26%が米「買い控え」 米価上昇が家計に影響 住友生命「台所事情」アンケート2025年10月10日
-
コシヒカリ3万3000円に JA常総ひかりが概算金改定 集荷競争激化受け2025年10月10日
-
大豆の吸実性カメムシ類 甲信、東海、北九州一部地域で多発 病害虫発生予報第8号 農水省2025年10月10日
-
(456)「遅さ」の価値【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月10日
-
「いちご新規就農者研修事業」2026年度研修生、若干名を追加募集 JA全農岐阜2025年10月10日
-
10月23日に生活事業総合展示会 贈答品や暮らしを豊かにする事業を提案 JA全農いばらき2025年10月10日
-
本日10日は魚の日 岡山県産「冷凍かき」など90商品を特別価格で販売 JAタウン2025年10月10日
-
収穫が遅れた完熟の「黄かぼす 食べて応援企画」実施中 JAタウン2025年10月10日
-
国消国産の日 一斉行動日イベント「国消国産×防災」開催 JA全中2025年10月10日
-
「日産ビオパーク西本郷」と「小野田工場ビオトープ」が環境省「自然共生サイト」に認定 日産化学2025年10月10日
-
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」に出展 井関農機2025年10月10日