1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
米価が上がる中、3月の「1人1ヵ月当たり精米消費量」は微減となった。スーパーなどで買った米をうちで食べる家庭内消費は堅調だったが、「中食」は5ヵ月連続で前年同月比割れし、3月は▲10.3%だった。
2025年3月の1人1ヵ月当たり精米消費量
出所:米穀機構「米の消費動向調査結果(令和7年3月分)」
3月の消費は前年同月比▲1.1%
米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)が全国の消費世帯モニターを対象に調査し4月25日に公表した(有効調査世帯数は1384世帯)。1人1ヵ月当たりの消費量は4348グラムで前年同月比▲1.1%。そのうち家庭内消費量は2939グラムで同+0.9%、中・外食は1408グラムで▲5.1%だった。
弁当やおにぎり買い控え?
前年同月比でみると、中食は2024年11月から5ヵ月連続で減少し、3月は▲10.3%だった。中食での米消費は、ライフスタイルが変化するなか増加傾向にあったが、弁当、おにぎりの価格上昇もあり足元では買い控えやパンなどへの代替が起きているのではないかとみられる。
都区部の米価、4月中旬も上げ止まらず
一方、総務省が4月25日、公表した消費者物価統計(東京都区部、速報)では、4月中旬の「米類」は前年同月比93.8%、前月比2.1%上がった。政府が放出した備蓄米は4月中旬には都区部のスーパー店頭に並び始めていたが、消費者物価統計に反映するには至らなかった。
おにぎりも前年同月比で15.8%、外食のすしは同8.3%上がり、生鮮食品を除いた総合指数は前年同月比3.4%上がった。米を含め食品の値上がりが消費者物価全体を押し上げた形だ。
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