配合飼料供給価格、1300円値上げ JA全農2013年6月21日
JA全農は6月21日、7?9月の配合飼料供給価格を発表した。
飼料情勢、外国為替情勢などを踏まえ、4?6月期に対し全国全畜種平均で1トンあたり1300円値上げする。
JA全農によると、トウモロコシ価格は3月に比べて下落したものの、大豆かすなどの植物たんぱくかすが大幅に値上がりしたため、配合飼料供給価格も値上げとなった。2期連続の値上げとなり、2012年4?6月期に比べて、1年間で8450円の値上げとなった。
JA全農はあわせて、最近の飼料情勢について公表している。
【飼料穀物】
トウモロコシのシカゴ相場は3月に1ブッシェル(約25.4kg)7ドルだったが、3月29日に米国農務省が在庫数量が予想より増加したと発表したことから、同6.2ドルまで下落。その後、降雨の影響で再び上昇し、現在は同6.6ドルほどで推移している。
【大豆かす】
シカゴ相場は3月に1トン460ドル台で推移していたが、東南アジアでの食肉消費の拡大による需要増から、現在同500ドル台まで急騰している。国内の大豆かす価格も、この影響と、さらに円安の影響をうけて大きく値上がりしている。
【海上運賃】
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、3月に南米産穀物の輸出が最盛期を迎えたため1トンあたり45ドルを超えていたが、現在は、需給が緩和し同43ドル前後で推移している。
【外国為替】
対ドルレートは3月上旬には1ドル93円台で推移し、一時100円を超えたが、現在は98円台で推移している。今後は、日銀による金融緩和政策の継続と、米国の景気回復から円安傾向は続く見込み。
(関連記事)
・配合飼料価格、3200円値上げ JA全農(2013.03.15)
・飼料高騰対策を要請 JAグループ(2013.06.07)
・配合飼料価格、1-3月期は据え置き JA全農(2012.12.14)
・中国、トウモロコシの輸入先多元化を検討―国内生産量は史上最高 (2012.11.29)
・米国大干ばつで配合飼料価格高騰 補てん金総額327億円(2012.09.21)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日
-
全地形型プラットフォーム車両「KATR」、レッドドット・デザイン賞を受賞 クボタ2025年10月17日
-
農業分野初「マッスルスーツSoft-Power」と「COOL-VEST」を同時導入 イノフィス2025年10月17日
-
伝統のやぐら干し「産直大根ぬか漬けたくあん」がグッドデザイン賞受賞 パルシステム2025年10月17日
-
鳥インフル 米モンタナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月17日
-
鳥インフル 米アイダホ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月17日