メガファームが台頭 酪農全国基礎調査2015年5月27日
中央酪農会議は5月25日、26年度酪農全国基礎調査結果を発表した。
この調査は平成19年度以来7年ぶりの実施。調査対象戸数は1万6542戸で99.1%に相当する1万6383戸から回答を得た。
生乳出荷量は大規模経営層に集中していることが示された。年間生乳出荷量上位10%の酪農家の総生乳出荷量は、ほとんどの地域で全体の30%以上を占めている。
北海道では戸数1.4%の出荷乳量3000t以上の酪農家が、総出荷乳量の11.1%を占めている。出荷乳量1000t以上の酪農家が占める割合は戸数で7.2%が12.4%へ、出荷乳量で24.2%が37.2%へとともに拡大している。
都府県では戸数0.6%の出荷乳量3000t以上の酪農家が総出荷乳量の10.7%を占めている。出荷乳量1000t以上の酪農家の占める割合は戸数で2.1%が3.9%へ、出荷乳量で15.5%が25.8%へとともに拡大している。このようにメガファームの台頭が示された。
酪農従事者(家族・雇用者)1人あたりの経産牛飼養頭数は北海道21.1頭、都府県13.5頭と大きな開きがある。経営主の平均年齢も北海道52.3歳、都府県58.5歳。北海道、都府県とも150頭以上層以外では大規模層ほど経営主の平均年齢が若い傾向にあることが示された。
担い手の確保率は北海道63.4%、都府県44.8%となっている。
(関連記事)
・善光寺御開帳牛乳発売 (15.04.10)
・食べて応援!畜産・酪農キャンペーン JA全中 (15.02.04)
・「東北海道の酪農文化と歴史」を特別展示 (15.02.04)
・牛乳で減塩生活 Jミルクがリーフレット (15.01.29)
・新書『牛乳は子どもによくない』 矛盾点を指摘 (15.01.23)
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日