世界の飼料用酵素市場 2027年まで8.1%のCAGRで成長の見込み2021年7月26日
市場調査レポートプロバイダーのレポートオーシャンは7月17日、世界の飼料用酵素市場に関する最新レポートを発行。2020年から2027年の予測期間で、世界の飼料用酵素市場は8.1%以上の成長が見込まれている。
飼料用酵素は、動物の栄養の質を高めるだけでなく、動物飼料の栄養特性を改善するために使われる。酵素は、飼料の消化プロセスの一部として、微生物、植物、動物が分泌する天然タンパク質で、飼料用酵素は、ミネラルやビタミンなどの追加栄養素を動物飼料に提供する。
飼料用酵素は、新型コロナウイルスの影響で、様々な企業が製造や供給を制限しているが、動物の健康に対する関心の高まりや、飼料の栄養摂取量の増加、天然由来の飼料や飼料添加物の需要の高まりなどが、予測期間における市場の成長をもたらす要因となっている。
さらに、市場のキープレイヤーによる進歩やその他の戦略的提携の高まりは、市場に有利な需要を生み出すとみられる。例えば2019年3月13日、BASF SEはインドネシアの飼料産業向けにフィターゼ「Natuphos E」を発売。次世代フィターゼであるNatuphos Eは、家禽のリン、カルシウム、アミノ酸、エネルギーなどの栄養素の利用を助けるが、セルロースの加水分解は依然として困難で、酵素の配合率が高いと悪影響を及ぼす可能性がある。そのため、予測期間における世界の飼料用酵素市場の成長を抑制する大きな要因となっている。
世界の飼料用酵素市場の地域分析は、アジア太平洋地域、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカなど主要地域が対象。アジア太平洋地域は、大規模な家畜人口の存在とその成長率、飼料工場の数の増加により、世界の主要/重要な地域となっている。また、2020年から2027年の予測期間において、アジア太平洋地域は最も高い成長率/CAGRを示すと予想されている。
同レポートに含まれる主な市場プレーヤーは次の通り。
BASF SE
デュポン
Koninklijke Dsm N.V.
Bluestar Adisseo
Cargill
アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ・ピーエルシー
ノボザイムズ
アドバンスト・エンザイム・テクノロジーズ
Novus International Inc.
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日
-
全地形型プラットフォーム車両「KATR」、レッドドット・デザイン賞を受賞 クボタ2025年10月17日
-
農業分野初「マッスルスーツSoft-Power」と「COOL-VEST」を同時導入 イノフィス2025年10月17日
-
伝統のやぐら干し「産直大根ぬか漬けたくあん」がグッドデザイン賞受賞 パルシステム2025年10月17日
-
鳥インフル 米モンタナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月17日