種子島・西之表市生まれの黒毛和牛肉の魅力発信 子ども食堂で提供2024年9月19日
鹿児島県西之表市は、種子島・西之表市生まれの黒毛和牛肉の魅力を発信。同市のふるさと納税返礼品として提供している。また、市内のこども食堂へ黒毛和牛肉を提供している。
鹿児島黒牛は、全国和牛能力共進会において、2大会連続で「和牛日本一」の栄冠に輝いたブランド牛だが、その在来種の一つが種子島牛とされている。種子島は、離島有数の黒毛和牛子牛の生産地。南国の豊かな自然の中で生まれた伸びのあるすっきりとした子牛は、県内をはじめ全国の肥育農家に出荷され、その後、各地のブランド牛として育てられる。
令和5年度からは、鹿児島県内の販売事業者や関西で有数の肥育農家と連携する販売事業者の協力で、最高級の肉質である和牛肉を同市のふるさと納税返礼品として提供できるようになった。
また、種子島・西之表市生まれの黒毛和牛肉は、市内の「こども食堂」へ寄付されており、社会課題の解決の一助としても活用されている。市内のこども食堂では、物価高騰で肉が購入できず、野菜だけのカレーを提供しているという話から、和牛生産者らが中心となり、黒毛和牛肉を寄付。8月24日に、種子島・西之表市生まれの肉の贈呈式が美浜町こども食堂で行われた。
西之表市内のこども食堂に牛肉を贈呈
島内では地元生まれの和牛肉を食す機会はほとんどないため、安心安全な西之表市生まれの牛の肉をこども食堂へ提供することは、地産地消や食育にもつながる取り組みとなる。
子ども食堂で西之表市生まれの牛肉を味わう子どもたち
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日