養豚から販売までクリーン電力に全面切り替え 平田牧場2024年10月2日
平田牧場(山形県酒田市)は10月1日、高圧電力を使用する9つの拠点において、地元酒田で発電事業を手がけるサミット酒田パワーが発電したクリーンエネルギー(トラッキング付非化石証書)に切り替えることを発表した。
飼料用米をはじめとする飼料の国産化や、糞尿の堆肥化による地域循環型農業を実践し、持続可能な養豚生産に取り組む平田牧場は、環境負荷の低減は重要な経営課題の一つとして位置付けている。今回の電力切り替えにより、その取り組みをさらに加速させる。
今回切り替える施設は、養豚生産の農場、食肉加工の工場、加工肉製造の工場、そして直営物販店の9事業所。導入するクリーン電力と2023年9月から竣工した新工場の太陽光発電による温室効果ガス排出量の削減分をあわせると、直近1年間と比較し約46%の削減になる。
◎今回の取り組みのポイント
・持続可能な取り組みで育てるサステナポーク
飼料の国産化、循環型農業、クリーンエネルギーで養豚生産、食肉加工、加工肉製造、販売を実現。
・循環型農業と再生可能エネルギーの融合
飼料用米の生産から豚肉の生産、そして電力の利用まで、一貫して地域内で完結する循環型の取り組みを実現。
・CO2排出量の削減
化石燃料由来の電力の利用を大幅に削減し、CO2排出量を減らすことで、地球温暖化防止に貢献。
・地域経済の活性化
地域産のバイオマスを利用した発電は、地域経済の活性化にもつながる。
◎導入拠点
<養豚部門>
・平田農場
・千本杉農場
・大峯農場
・櫛引農場
<製造部門>
・酒田京田ミートセンター
・酒田大宮センター
・平牧工房
<管理・販売部門>
・ガーデンパレスみずほ(本社)
・平田牧場本店
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日