JA全青協が林農相を訪問 「TPP反対の意志貫く」2013年1月23日
JA全青協の遠藤友彦会長(福島)、山下秀俊副会長(長崎)ら執行部6人は1月22日、林芳正農水相、江藤拓農水副大臣を訪問。ポリシーブックの作成などJA全青協の活動を紹介したほか、改めてTPP断固反対の意志を伝えた。
遠藤会長は訪問の目的について「JA全青協として、改めてTPP断固反対という意思を貫くこと、日本農業の将来をともに考えていきたい、ということを伝えにきた」と述べた。
林農水相はこの要請を受けて、TPPについては「いまだに中身がわからないところもあるので、数値などを出して全体で議論していきたい」としたが、「大前提は(聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対とした)自民党の公約通りに対応する」と述べた。
また、ポリシーブックを手渡しJA全青協の活動について説明したところ、「とてもいい試みだと思う。現場の声をもっと出してもらいたい」と評価した。
江藤副大臣は、「新たな直接支払制度をつくろうとしている。若い人たちの意見を取り入れて、みんなでつくる制度にしていきたい」として、今後も若い農業者の意見を積極的に出してほしいとした。
この日、要請に参加したのは遠藤会長、山下副会長のほか、石倉一伸氏(岩手)、益子丈弘氏(栃木)、宇川純也氏(富山)、薗田洋資氏(鹿児島)の4人の理事。
(写真)
林農水相(右)と懇談する遠藤会長(左から2番目)ら全青協執行部
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