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2013.12.11 
JA全中作文・図画コン 受賞者が決定一覧へ

橋本将憲さん(作文)、中野百合香さん(図画)が大賞

 JA全中は12月9日、第38回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの受賞者を発表した。内閣総理大臣賞には、作文は宮崎県日之影町立宮水小学校6年橋本将憲さんの「一つぶの重さ」、図画は佐賀県武雄市立武雄中学校3年中野百合香さんの「くらしを支える農業」が選ばれた。

佐賀県武雄市立武雄中学校3年中野百合香さんの「くらしを支える農業」 このコンクールは、子どもたちに稲作農業が果たす多面的機能やお米とごはん食の重要性などを知ってもらおうと、昭和51年から毎年行っている。
 今年は作文に5万5854点、図画に6万9837点の応募があり、このうち内閣総理大臣賞2人を含む110人と14校の受賞が決まった。
 作文で内閣総理大臣賞を受賞した橋本将憲さんの作品(=本文下に掲載)は、地域の米づくりと、それにまつわるお盆などの行事を中心に米一粒の大切さをつづったもの。「自分の身の回りという狭い範囲だけでなく、歴史的な部分、社会的な部分にも目を向けて考えているところが素晴らしい」と評価された。
 図画で同賞を受賞した中野百合香さんの作品(=上)は、田植え作業や水田周辺の農業施設などを季節感も加えながら巧みに描いており、「現在の農村部で行われる生産体系をうまく表現している」と評価された。
 表彰式は1月10日午前11時からJAビルで開催される。

内閣総理大臣賞受賞作
「一つぶの重さ」
橋本将憲・宮崎県日之影町立宮水小学校6年

 「じいちやん、ばあちやん大じようぶ。」
とぼくは、じいちゃんとばあちやんに声をかけます。田植えが終わって、五、六、七月の三ヵ月間。毎晩夜中の三時ごろに田の水まわしに行っています。それは、用水の水が夜中にしかまわってこないからです。家の田んぼは、広い田んぼでは、ありません。斜面にそって段々になっています。上の田んぼに水がいっぱいになったら、石や板を上げて下の田んぼに水を入れる作業があります。この時期その作業を一晩中くり返します。ぼくの住んでいる平底には、夜中にしか水が来ないからです。とても不便な事です。でも、とてもありがたい事でもあります。なぜなら、田植えができるだけの水が流れてくるからです。
 町内には、よく開かれた田が続いていますが、むかしは、畑ばかりで田はほとんどなかったそうです。わずかな田が、あちらこちらにちらばっているだけでした。それは、土地がたいへん高い所にあるため、田を作るにも、田に引く水がなかったからです。わずかにある田に使う水は、山と山の間の小さな川の水を細々と引いて、利用していました。毎日の飲み水も十分ではなかったので大変苦しい生活をしていたそうです。
 明治三十三年、今からおよそ百年ほど前、七折に用水路を作ろうとみんなの考えがまとまったそうです。それから約三十年、三十四キロメートルにもおよぶ、日本全国でも有名な長い用水路が出来上がりました。それが七折用水です。それだけ長いきょりを流れてくるので、平底にくるのは、夜中になるんだなとあらためて思いました。
 それだけ大変な思いをして作るお米。毎日じいちやん、ばあちやんを少しでも助けようと、秋には、いねかりやかけぼし、だっこくを手伝います。暑い中、同じ作業で大変だけど今年も一生けん命がんばります。
 今年のお盆も水の子という物をおはかに供えました。十三日に精霊様をお迎えに行く時と、十五日に送って行くときにお供えするものです。水の子とは生のお米となすやハスガラをきざんでまぜた物です。ご先祖様に感謝する気持ちと、おはかに集まってくる鳥やイタチなどにも食べ物を分けあたえるという意味があることをばあちゃんに教えてもらいました。それを聞いてぼくは、お米の一つぶ一つぶが命をつないでいく事にもなるのかなと思いました。
 ぼく達兄弟は、小さいころからお米の一つぶの中に神様が七人いらっしゃることをくり返しくり返し言われてきました。だから、しかられないように茶わんについたお米を一生けん命かき集めて食べていました。でも、今は別の意味でその一つぶ一つぶの大切さをすごく感じています。
 とても小さい一つぶ。しかし、その一つぶの重さを実感しています。

 全受賞者と受賞校は次の通り(敬称略)。

【作文】
○内閣総理大臣賞
(1人)
「一つぶの重さ」橋本将憲・宮崎県日之影町立宮水小学校6年
○文部科学大臣賞(3人)
▽「いただくいのち」戸谷遼太郎・栃木県大田原市立紫塚小学校3年
▽「わが家の「十才ルール」」・志田央佳・長崎県時津町立時津東小学校6年
▽「ご飯と家族のつながり」友田理未・宮城県仙台市立高森中学校2年
○農林水産大臣賞(3人)
▽「おじいちゃんじまんのお米」亀沢生実・岡山県倉敷市立西阿知小学校3年
▽「“ご飯”で病気に勝つ」大本泉・徳島県阿波市立久勝小学校6年
▽「おばあちゃんの裏ワザ」多辺美和子・東京都墨田区立両国中学校3年
○全国農業協同組合中央会会長賞(3人)
▽「おかゆとおおきいばあば」小松巧実・静岡県袋井市立三川小学校1年
▽「おじいちゃんから受けついだお米作り」山根智成・奈良県葛城市立新庄小学校6年
▽「食べることは生きること」熊木ひと美・神奈川県鎌倉市立大船中学校1年
○優秀賞(45人)
▽「じいちゃんのお米」佐々木惣太郎・宮城県石巻市立蛇田小学校3年
▽「ぼくのたいせつなおじさん」飯島二朗・茨城県つくば市立菅間小学校1年
▽「今日も明日もあさっても」小木晃太・千葉県富里市立七栄小学校3年
▽「「わたしのお米」」夏井市央・東京都世田谷区立山野小学校1年
▽「おとうとのはじめてのごはん」土方柚・神奈川県二宮町立二宮小学校1年
▽「ごはんをたべられるしあわせ」鍛治内優奈・山梨県北杜市立明野小学校1年
▽「ぼくのじまんのサザエごはん」高橋史佳・新潟県佐渡市立新穂小学校2年
▽「ふうせんからのおくりもの」渡部詩音・三重県桑名市立精義小学校1年
▽「おこめといのち」井上遥歌・広島県呉市立明徳小学校2年
▽「「お米の力を感じたキャンプ」」久行輝・山口県周南市立菊川小学校3年
▽「ぼくたちのお米」越智涼太郎・愛媛県今治市立日高小学校2年
▽「おばあちゃんのごはん」中村謙伸・長崎県佐世保市立白南風小学校1年
▽「お米づくりのおうえんだん」古江文佳・熊本県山鹿市立山鹿小学校2年
▽「「お父さん、ありがとう」」佐藤志音・大分県大分市立寒田小学校 2年
▽「ごはん大すき」大城盛龍・沖縄県与那原町立与那原東小学校2年
▽「おにぎりが教えてくれたこと」平野亜実・青森県外ヶ浜町立三厩小学校5年
▽「もっとつながっていきたい」菊池みずき・岩手県奥州市立木細工小学校4年
▽「我が家のおいしいご飯」畠山隆明・秋田県鹿角市立十和田小学校6年
▽「「すてきな食べ物」」相馬奈都美・千葉県船橋市立宮本小学校6年
▽「黒こげのお米と真夏のイネ」大野らん丸・神奈川県南足柄市立北足柄小学校5年
▽「祖母のおにぎり」木村友香・福井県福井市社南小学校5年
▽「「ぼくとお米の関係」」大平修也・岐阜県海津市立大江小学校4年
▽「おじいちゃんの幸せご飯」石田千穂李・滋賀県高島市立今津北小学校5年
▽「伝わる米作り」岡垣成美・鳥取県鳥取市立美和小学校5年
▽「ぼくのじいちゃん」山下真澄・島根県津和野町立木部小学校4年
▽「お米に感謝」入江葉月・岡山県岡山市立津島小学校6年
▽「一杯のおかゆ」森保侑大・広島県福山市立湯田小学校5年
▽「毎日たくさん食べてます」小山里杏・愛媛県西条市立大町小学校6年
▽「ぼくが後つぎになる!!」北添就登・高知県日高村佐川町学校組合立加茂小学校5年
▽「豊作感謝の祭り「おくんち」」宮原真尋・佐賀県江北町立江北小学校5年
▽「「ごはんが運ぶ、家族の笑顔」」エヴァンズ・ブランドゥン・北海道国立大学法人北海道教育大学附属札幌中学校1年
▽「家族とぼくの米マイロード」上見幸大・青森県五所川原市立五所川原第四中学校1年
▽「米づくり ―陸前高田市からのレポート―」佐々木恵利佳・岩手県陸前高田市立高田東中学校1年
▽「炊飯器停止事件」簗瀬莉奈・秋田県湯沢市立雄勝中学校3年
▽「食に感謝 米に感謝」小野寺涼太・山形県鶴岡市立朝日中学校3年
▽「お米に感謝」小池倫平・栃木県宇都宮市立姿川中学校3年
▽「我が家とお米」石原優・群馬県伊勢崎市立第二中学校1年
▽「ぼくは米研ぎマイスター」佐田竣祐・神奈川県綾瀬市立城山中学校1年
▽「家族をつなぐ食卓の主役-ごはん-」西田麻里・新潟県新潟市立新津第五中学校3年
▽「「我が家のコシヒカリは金メダル!」」石田佳子・富山県高岡市立芳野中学校3年
▽「ごはん・お米と僕」高田晴稀・岐阜県多治見市立南ヶ丘中学校1年
▽「おとうさんの通知表」長田瀬良・静岡県小山町立北郷中学校2年
▽「おいしいごはん」西岡千夏・三重県伊賀市立緑ヶ丘中学校1年
▽「「米作りをする父の背中を見て」」細谷厚世美・香川県綾川町立綾南中学校3年
▽「風が運ぶ香り」岡本夏穂子・高知県土佐市立戸波中学校3年

【図画】
○内閣総理大臣賞
(1人)
「くらしを支える農業」中野百合香・佐賀県武雄市立武雄中学校3年
○文部科学大臣賞(3人)
▽「バケツ稲刈りとはさがけ」松永愛唯・北海道名寄市立名寄小学校3年
▽「かもさんありがとう」佐藤圭悟・島根県出雲市立塩冶小学校5年
▽「初めての田植え 真剣な眼で」高尾友萌・福岡県久留米市立北野中学校2年
○農林水産大臣賞(3人)
▽「じいちゃんの焼き肉」西村和佳・山口県岩国市立玖珂小学校3年
▽「今年も豊作!!」齋藤愛・高知県高知大学教育学部附属小学校5年
▽「花田植え」高垣直矢・広島県尾道市立栗原中学校2年
○全国農業協同組合中央会会長賞(3人)
▽「おいしいお米のいねかり」篠田嵩人・千葉県茂原市立西小学校3年
▽「トキと田植え」金田楓・新潟県佐渡市立金井小学校5年
▽「実習田稲刈り(輝く稲穂に囲まれて)」伊藤美和・宮城県涌谷町立箟岳中学校3年
○優秀賞(45人)
▽「みんなでおにぎり」佐藤響・青森県弘前大学教育学部附属小学校1年
▽「ほら!たくさん稲が実ったよ!」長岐心美・秋田県北秋田市立鷹巣南小学校3年
▽「おかわりどうぞ」金子凛・茨城県桜川市立真壁小学校3年
▽「じじのつくったお米でおもちつき」佐野綸・群馬県高崎市立大類小学校3年
▽「おにぎり食べてワッショイ」大熊璃子・神奈川県平塚市立富士見小学校2年
▽「おもちを作るでっかいじいちゃん」樋口七鳳・山梨県甲府市立大国小学校3年
▽「家族みんなで「みそづくり」」向坂和士・静岡県焼津市立小川小学校2年
▽「ごはんをよそうお母さん」里見しの・滋賀県甲賀市立雲井小学校3年
▽「お米とぎのお手伝い」梅本望乃・大阪府堺市立深井小学校3年
▽「手まきずし」小林輪太朗・奈良県香芝市立関屋小学校2年
▽「弟の一しょうもち」増岡小夏・広島県廿日市市立地御前小学校2年
▽「ぼくの家から見たふうけい」猪野佑成・高知県南国市立長岡小学校3年
▽「おじいちゃんと私たちのにぎやかな田植え」山本千夏・佐賀県神埼市立西郷小学校3年
▽「かまどでたいたおにぎり」片穂野祐希・長崎県平戸市立 紐差小学校3年
▽「元気に育て」岩田佑平・大分県大分市立舞鶴小学校3年
▽「円万寺田植えおどり」佐藤拓・岩手県花巻市立湯口小学校5年
▽「懐かしい日本の「はさかけ」の風景」今田鈴・宮城県名取市立館腰小学校6年
▽「初めての体験」三村亮太朗・茨城県城里町立桂小学校6年
▽「ぼくとおじいちゃんの田植え」鈴木優斗・群馬県安中市立安中小学校4年
▽「おいしいお米ができますように。」高柳里帆・埼玉県さいたま市立芝川小学校6年
▽「つくろう みんなでおいしいごはん」佐々木夢叶・千葉県匝瑳市立平和小学校4年
▽「収穫のよろこび」高橋和真・神奈川県秦野市立鶴巻小学校6年
▽「大切なお米」廣瀬恭太郎・山梨県山梨市立後屋敷小学校5年
▽「田んぼで、ふなをほうりゅう」篠崎崇太郎・福井県坂井市立三国南小学校4年
▽「おじいちゃんの作った古代米でちらしずし」多賀文香・岐阜県大垣市立日新小学校5年
▽「町のお米屋さん」前田尚哉・京都府京都市立朱雀第七小学校4年
▽「おじいちゃんの家でおもちつき」徳永郁弥・奈良県宇陀市立榛原西小学校6年
▽「えりちゃんとかなちゃんの田んぼ」名島奈々・広島県江田島市立三高小学校5年
▽「今年も豊作だ!」岡部伸哉・香川県さぬき市立津田小学校6年
▽「お米とわたし」林祐希・熊本県熊本市立菱形小学校6年
▽「お米とぎ」高津綾乃・北海道小樽市立松ヶ枝中学校3年
▽「実のり感謝して」平間杏奈・山形県山形市立金井中学校2年
▽「田舎の田植え」小里亮太・茨城県桜川市立桜川中学校1年
▽「田植え」植竹麻有・栃木県鹿沼市立粟野中学校2年
▽「稲刈りの初体験」小沼優希・群馬県前橋市立大胡中学校3年
▽「豊作」大久保陽平・埼玉県深谷市立幡羅中学校2年
▽「田植え」野村悠・新潟県新発田市立東中学校3年
▽「神宮の御田植祭」中村陸・三重県鳥羽市立鳥羽東中学校3年
▽「家族で田植え」白井寿典・滋賀県野洲市立中主中学校3年
▽「もちつきの思い出。」吉永吏佑・山口県周南市立周陽中学校3年
▽「明日に備えて」落合駿希・香川県高松市立桜町中学校2年
▽「八月の山里」前川青葉・高知県私立 土佐中学校2年
▽「わが家の田植え」櫻井渚・熊本県山鹿市立菊鹿中学校3年
▽「ぼくの祖母」大島寿永・宮崎県新富町立上新田中学校1年
▽「お弁当」平良泉綺・沖縄県西原町立西原東中学校2年

【学校奨励賞】
▽宮崎県日之影町立宮水小学校
▽佐賀県武雄市立武雄中学校
▽栃木県大田原市立紫塚小学校
▽長崎県時津町立時津東小学校
▽宮城県仙台市立高森中学校
▽北海道名寄市立名寄小学校
▽島根県出雲市立塩冶小学校
▽福岡県久留米市立北野中学校
▽岡山県倉敷市立西阿知小学校
▽徳島県阿波市立久勝小学校
▽東京都墨田区立両国中学校
▽山口県岩国市立玖珂小学校
▽高知県高知大学教育学部附属小学校
▽広島県尾道市立栗原中学校

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