台風18号避難住人へ 炊き出しに使う野菜を届ける JA北つくば2015年9月29日
台風18号による大雨の影響で被害のあった常総市の三妻公民館では、当時ボランティアによる炊き出しが行われていた。具のない味噌汁がふるまわれていることを知った協同組合ネットいばらき(生協・農協など41団体)はJAなどに野菜の提供を要請。國府田利夫組合長の快諾により9月16日、JA北つくばが食料を届けた。
当時の様子を、JA北つくばの担当者はこう振り返る。
三妻公民館は床上浸水しなかったため、ボランティアの人らが炊き出し500人分を作っていた。しかし、現場に野菜は1つもなく、ジュースやチョコなどのお菓子ばかりだった。
届けた野菜は、ファーマーズマーケットきらいち・筑西店のもの。水曜日で店が休みだったため、残っていた野菜や果物をありったけ車に詰め込んだという。キャベツやじゃがいもを始め、きのこ類や卵、リンゴを含めた50ケースを公民館に納めた。
大雨のあった日から現在も、避難生活を余儀なくされる住民がいる。
担当者は「一日もはやい復旧、復興を願っている」と話す。
JA北つくばでは毎日職員4人程度が10月中旬ごろまでボランティアに参加することが決定されており、協力して復興を目指している。10月中旬以降も「回復の目途をみながら、ボランティアを行う必要があれば続けていくつもり」と話した。
(写真)届いた野菜などを公民館へと運ぶ
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