産地と実需者を結ぶ懸け橋に JAグループ国産農畜産物商談会開催2016年3月9日
国産農畜産物の販売力強化はJAグループの重要課題だ。そのために地域の農産物・加工品の新たな販売チャネルを創出し、販売先を拡大するために、「第10回 JAグループ国産農畜産物商談会」が、3月9日に東京ドームシティ(東京都文京区)で開催された(10日まで)。
全国のJAグループ・関連団体・生産者が一堂に出展し、産地ごとの地域色豊かな野菜・果物・米麦・畜産物やその加工品などが紹介されるこの商談会は、今回で10回目となる。出展者も例年の経験を活かして試食品などさまざまな工夫をしているが、量販店や中食・外食会社の担当者も新たな商材となるものを求めて、真剣な表情で各小間をまわり、出展者の話を聞く姿が多くみられた。
また、商談コーナーでは、資料や電卓を挟んで具体的に商談する姿が例年以上にみられた。
今回は初めての取組みとなるJF(漁協)11団体の出展もあり、144社・団体、189小間(TAC推奨29小間)の出店となり、北海道から沖縄まで、農畜産物に魚類も加わった、よりすぐりの約800商品が紹介されていた。 初日の9日は、開会に先立って、中野吉實JA全農会長が主催者を代表してあいさつ。次いで伊東良孝農林資産副大臣、浅田克己日本生協連会長が来賓としてあいさつした後、藤岡茂憲日本農業法人協会会長ら参列者も加わって鏡開きが行われた。
また、今回はこの商談会を「さらに実りある」ものにするため、(株)ABC Cookingu Studioの協力による食シーン・簡単調理例の提案、出展商品を使用した試食も実施され、来場者から注目されていた。
さらに、今年で2回目となる「JAグループ 6次産業化商品コンテスト」の表彰式も行われ、馬場JA全中参事が、大賞受賞のJA全農あきた(愛菜ものがたり―いぶりだいこん―)、優秀賞のJA福井県経済連(素敵なカレー)、(株)ジェイエイてんどうフーズ(蔵王ラ・フランスバーチョコレート)、JA阿蘇(小国郷ジャージー 飲むヨーグルト)、ホクレン(ホクレン 北海道こめ油)を表彰した。
(写真)新たな商材を求めるバイヤーでにぎわう商談会、開催を祝した鏡開き
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・大賞は「愛菜ものがたり~いぶりだいこん~」JA全農あきた 「第2回JAグループ6次産業化商品コンテスト」 (16.02.15)
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