全中の役割学ぶ ベトナム農民連盟が訪問2018年4月25日
ベトナム農民連盟(VNFU)の訪日団が4月25日、JA全中を訪問した。同連盟のタオ・スアン・スン会長は、特に日本の全中組織やJA全国大会の持ち方に関心を示した。
(写真)JA全中を訪問したベトナム農民連盟の訪日団(JA全中で)
JA全中を訪問したのはタオ会長ら10人のメンバー。JA全中から金井健常務のほか、VNFUと交流のある一般社団法人東亜総研の武部勤会長が出席した。
昨年もこうした交流を行っており、金井常務は「毎年続けることで、両国および協同組合同士の関係が深まると確信している。農業・農村の発展という共通の課題に関して、日本のJAグループの取り組みが少しでも役立てば」と期待を述べた。
また東亜総研の武部会長は、技能実習生が選果場や加工場で働くことができるようになり、JAと雇用契約を結んでいるケースを挙げ、「特に農民連盟の幹部となるべき人材をJA組織で育てる仕組みづくりが必要」と指摘した。
VNFUのタオ会長は、「農業の人材不足など、日本農業の課題は聞いているが、ベトナムも同じ問題を抱えている。またこれまではドイモイ政策(改革開放政策)だったが、今は新しい農村建設が必要になっている。この点で、全中の取り組みに学びたい」と述べた。
その中で特に、(1)JA、県域、全国大会の開催方法、(2)全中と政府の関係、とくに農協に対する政府の支援、(3)全中の活動内容等について関心を示した。
これに応える形で、JA全中国際企画課の小林康幸課長が、JAと全中の概要、JAグループでの農業者の組織化についてプレゼンテーションした。
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