秋田県産シイタケが2年連続三冠王を達成 JA全農あきた2021年6月10日
秋田県産のシイタケが首都圏に向けた販売で、2年連続の三冠を達成したことを記念し、あきた園芸戦略対策協議会(事務局:JA全農あきた)は5月31日に記念式典を開催した。
秋田県産シイタケは、令和2年度京浜地区中央卸売市場への出荷量、販売額、販売単価が1位となり、2年連続で三冠王を達成。同年度の京浜地区中央卸売市場への出荷量は2315t(前年度比74t増)、販売額は27億7100万円(同1億3400万円増)、1kg当たりの販売単価は1197円(同20円増)となった。
秋田県では、コメ依存からの脱却を目指し、京浜地区中央卸売市場へ出荷量、販売額、販売単価で日本一を目指す「秋田のしいたけ販売三冠王獲得事業」を平成30年度から開始。純国産のコナラ・ミズ・ナラなどの木材を使った菌床・原木生産に取り組んできた。また、野菜や花きなどの園芸作物を大規模栽培する「園芸メガ団地」の推進など、AI搭載の画像処理式選別機を導入し、シイタケの生産体制の強化に取り組んでいる。
記念式典では、秋田県の佐竹敬久知事、県内各JAの組合長や生産部会関係者、JA全農あきたの職員などが出席。販売金額1億円以上の4JA(JA秋田ふるさと、JA秋田やまもと、JA秋田おばこ、JAこまち)の組合長と生産部会の代表者に感謝状が贈呈された。
あきた園芸戦略対策協議会の小原正彦会長は、「『オール秋田』体制でこれまで以上の安定生産・安定供給に努め、産地ブランドの向上に取り組みながら、早期に販売額40億円をめざしたい」と意気込みを語った。
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