アジア・アフリカ 農村女性エンパワーメント研修-IDACA2021年8月24日
一般財団法人アジア農業協同組合振興機関(IDACA)は国際協同組合同盟アジア太平洋地域事務局(ICA-AP)と協力し、アジア、アフリカの農村女性リーダーを対象に能力向上のための研修をオンラインで実施している。8月20日には開講式が開かれた。

研修はアジア、アフリカで重要な役割を果たす女性リーダーたちの組織運営や起業活動への積極的な参画を支援するための研修で、新型コロナウイルスが世界的に感染拡大しているため、オンラインで行われている。
8月9日から19日まではICA-APが発信する研修を実施し、20日からはIDACAを基地局として後半のプログラムを実施。研修は農林水産省が資金拠出をしている。
参加者は16人、アフリカからは5人が参加し、うち2名はWFO(世界農業者機構)の加盟国から参加している。
研修内容は日本農業と農村社会、JA組織と事業、JA女性組織の活動と地域社会に果たす役割、農村女性による農産加工、販売の取り組みなど。講義はあらかじめ作成した動画を参加者それぞれが事前に見て、オンライン研修では質疑応答などを行う。動画作成にはJA女性部や農家、JAなどが現地の活動撮影などで協力した。JA全国女性協の洞口ひろみ会長が東日本大震災の経験と学んだことを話す講座もある。
IDACAでは農村女性に焦点を当てた研修は1991年から実施してきた。今回の研修では得た知識をもとに自らの行動計画を策定することを重視している。
小林寛史常務は開講式で、研修生が作成する行動計画について、自らの組織のイノベーションや女性の力の発揮を目的に、具体的で達成可能、測定可能な計画を策定することが重要などと参加者に呼びかけた。
研修は9月13日まで25日間実施される。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(167)食料・農業・農村基本計画(9)肥料高騰の長期化懸念2025年11月8日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(84)グルコピラノシル抗生物質【防除学習帖】第323回2025年11月8日 -
農薬の正しい使い方(57)ウイルス病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第323回2025年11月8日 -
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日


































