生命と財産守る活動 一歩ずつ前に JA共済優績組合表彰式 JA共済連2024年5月17日
JA共済連は5月16日、東京都内で令和5年度JA共済優績組合表彰式を開き、191JAがJA共済連経営管理委員会会長表彰を受けるとともに、35JAが普及活動特別賞を受賞した。
あいさつする青江会長
青江伯夫経営管理委員会会長は「昨年は全国各地で地震や自然災害の多発、世界情勢の不安定化、国内経済力の低下など課題が山積した1年だったが、最後まで尽力をいただき感謝申し上げる」と関係者に謝意を表すとともに、「JA共済事業は歴史を重ね75周年がすぐそこに見えてきた。大きく変わる時代だからこそ、JA共済の原点である生命と財産を守り続ける活動、安心というお守りを届ける活動を重点に実践をしていこう」と呼びかけた。
来賓の山野徹JA全中会長は地震被害にあった能登半島を視察した際、「JA共済による損害調査が着実に行われていた。関係者の尽力に敬意を表する」と述べるともに「災害が起きるたびに共済の必要性が再認識される。自信と誇りを持って普及・推進を進めることを期待する」とあいさつした。
JA共済大賞を受賞したのは、JAさいたま、JAあいち知多、JA兵庫六甲の3JA。
右から、JAさいたま・清水組合長、JAあいち知多・伊藤専務、JA兵庫六甲・石丸副組合長
表彰式後のインタビューでJAさいたまの清水節男組合長は「共済支払金を早く支払うには素早い査定が必要だが、基盤ができていないとできない。災害が多いなか、組合員・利用者のために地域や家庭を支えるための提案して理解をしてもらうことは基盤を強固にする。そのことによって査定も早くなる。職員の満足度も上がってきたが、これも組合員・利用者の理解であり、感謝したい」と述べた。
JAあいち知多の伊藤勝弥専務は「役職員が一丸となって組合員・利用者に寄り添いながら愚直に万全の保障の提案活動に取り組んだ。JAの職員はかかりつけ医のような存在になることが理想。何事も相談できる身近な職員をしっかり育成していきたい。共済事業は仲間づくり運動。今年度もしっかり取り組みたい」と話した。
JA兵庫六甲の石丸幸雄副組合長は「共済大賞の重みを感じる。役職員一丸となって取り組み、組合員に評価された結果だと思っている。『くらしの相談員』は組合員一人ひとりにどんな小さなことでも相談してもらい、解決していこうという考え。くらしの相談員が地域を回ることによってより一層身近なJAであり続けていきたい」と話した。
JA共済大賞以外の表彰種類別のJA数は、特別優績表彰13JA、長期基盤総合優績表彰18JA、新契約優績表彰175JA、普及活動優績表彰45JA、農業保障優績表彰41JA、連続受賞優績表彰19JA。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日