令和6年度JA観光推進協議会全国会議 農協観光2024年5月27日
株式会社農協観光は5月21日、ホテルイースト21東京で令和6年度JA観光推進協議会全国会議を令和元年以来4年ぶりに開催した。
出席者は各都道府県の中央会会長・役員等、都道府県の旅行協議会の会長等、その他来賓として各全国連の役員等が出席した。
櫻井宏 代表取締役会長
櫻井宏代表取締役会長は開会の挨拶で次のように述べた。
「昨年コロナが5類に分類されてから、お客さまの価値観が大きく変わり、安心安全はもちろんのこと、新たなニーズにマッチした価値を求められることとなった。地域活性化の牽引役たる観光事業を担う当社がJAグループと協調してその役割を果たし、これまでの旅行事業の範疇に留まらず、新たな価値を想像し続けていくことが次のステージにつながると考えている。観光を通じた地域活性化の実現に会社一丸となって様々な課題解決に取り組みたい。」
◎令和5年度優績JA表彰について
JAの総合事業・組織活動と連携した「旅行・催し」の実践や、食と農を基軸に地域の元気に貢献する「地域共創活動」を通じ、くらし・地域活性化とJAの組織基盤強化(JA仲間づくり)に寄与する取組を貢献するJAを優績JAとして表彰するため、例年優績JA表彰を行っている。
最優秀賞を受賞した熊谷留夫上川生産農業協同組合連合会代表理事会長(右)
表彰を受けた農協は下記の通り。
・最優秀賞
上川生産農業協同組合連合会(北海道)
・優秀賞
福島さくら農業協同組合(福島県)
筑紫農業協同組合(福岡県)
・令和6年度優績JA表彰実施要領(案)
1.趣旨
令和6年度の優績JA表彰は、全てのJA、及び組合員組織(団体)を対象に、JAの総合事業・組織活動と連携した「旅行・催し」の実践や、食と農を基軸に地域の元気に貢献する「地域共創活動」を通じ、くらし・地域活性化とJAの組織基盤強化(JA仲間づくり)に寄与する取組を目指している。
こうした取組みに貢献するJAを優績JAとして表彰するため、全JA・組合員組織を対象に組合員の豊かなくらしの実現に向けた「ふれいあツーリズム部門」、都市農村交流による関係人口の創出、地域の活性化に向けた「地域共創部門」を、また全JAを対象に「事業実績部門」を設置し、顕著な成果を収めたJAを、各部門において全国の模範としてその功績を称えた。
2.対象
全国のJA、組合員組織(団体)とする。
3.選考期間
令和6年4月1日より令和7年3月31日までの1年間とする。
4.表彰の種別と部門別の選定要件
最優秀賞:3つの部門を代表して事業実績及びその他2部門の成果が顕著で最優秀と認められるJA
優秀賞:部門ごとに優秀と認められるJA・組合員組織(団体)
特別賞:特に際立った取組みを行い、成果を収めたと認められるJA・組合員組織(団体)
◎令和5年度決算概要及び令和6年度事業の取組みについて
清水清男代表取締役社長
清水清男代表取締役社長が下記の通り説明した。
事業別取扱高計画、実績については、計画31240百万円に対して実績30228百万円と、全体の数字としては97%と未達だったものの、JAの各種活動と連携した旅行や出張、イベント等のJA活動支援事業については、計画に対して105.3%と前回を上回る数字だった。
取扱高の推移については、コロナの煽りを受け、令和元年度から減少していたが、旅行需要は業界全体で回復基調にあり、国内団体旅行と海外旅行の回復に期待。ただ、同社主要旅行業者(平均)を下回る回復率で、出遅れている。
収入、費用、営業利益の推移については、JAグループの協力、需要回復に伴う、JA旅行センター・農協観光の営業成果・費用の抑制等により平成30年以来の営業黒字を達成。令和5年度決算については、配置要員の増加、社員の待遇改善等による費用増(+1083百万円)を上回る増収(+2072百万円)で増収・増益。また、営業利益は対前年で989百万円改善。
純資産の推移については、1647百万円から2148百万円へ、繰越利益剰余金は△2060百万円から△1506百万円へ自己資本比率は19.2%から24.1%へ増加。
令和6年度事業計画については、中期事業計画(令和5年度~9年度)の目的である「一次産業や地域が抱える課題解決に貢献」する一次産業、地域の活性化の取組みを通じて、お客様をはじめとした全てのステークホルダーに選ばれる企業となるための体制を構築する。令和6年度取扱高計画34590百万円。
令和6年度キャンペーンについて、国内では「北の大地へ!北海道キャンペーン」の他、「ぐるっと瀬戸内・四国キャンペーン」を実施。また海外向けキャンペーンとして、日本航空・ジャルパック協力のもと、秋冬「ハワイレインボーキャンペーン」を実施する。
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